弱視は大人になってから治る?原因やレーシック治療ができるかを解説

  • 2023年1月19日
  • 2023年1月14日
  • 飛蚊症

日常生活にも支障が出るといわれる弱視。

普段から見えにくさを感じていたり、自覚症状があるけれど対処法や治療法が分からず対策できないでいたりしていませんか?

この記事では、弱視は大人になってから治るのか、なぜ起こるのかを解説します

 

大人の弱視とは?

大人の弱視は、原因によって2つのタイプに分類されます。

視力検査で悪い結果が出たり、普段からものが見えづらかったりする点は同じですが、それぞれに症状の具合や視力で悩む期間などが違っています。

少し専門的な内容ですが今後の弱視治療、対策の方針を決めるときに役立つので、ぜひ2つの違いを覚えておきましょう。

 

医学的弱視

「医学的弱視(アンブリオピア)」とは、乳幼児期に何らかの理由で視力の発達が阻害され、脳の視覚中枢や視力が十分に発達しなかった状態を指す言葉です。

視覚に関連する部分がしっかりと発達していないため、矯正視力でも1.0以上の数値が出ないのが特徴。

早期に発見し、治療を開始すれば症状を軽減できますが、視力の発達が終わる8歳~10歳を過ぎてしまうと症状の改善は難しいといわれています。

そのため、小さい頃から視力が悪く、さらに矯正器具を使っても十分な視力が出ない場合は、こちらの医学的弱視が影響している可能性があるといえるでしょう。

 

社会的弱視(ロービジョン)

「社会的弱視(ロービジョン)」とは、学校の授業や勉強、私生活などに支障が出るほど視力が低い状態のこと。

原因は大人になってからの目の病気や先天的な病気、事故などさまざまです。

医学的弱視ほど細かく定義されていないため判断が難しいですが、WHOの基準によれば視力が0.05以上0.3未満ならロービジョンに当てはまるとされています。

こちらも、コンタクトや眼鏡を使っても十分な視力が得られないため、快適に過ごすためにはロービジョン方向けの機器やサポートなどが必要です。

 

医学的弱視の原因は?

乳幼児期に何らかの原因によって、視力の発達を阻害されることで起こる医学的弱視。

発達を阻害する原因は病気によるもの、目の向きや屈折の異常などで、基本的な症状は同じですが、治療法や名称がそれぞれ異なるのです。

次は医学的弱視の原因を、原因別の名称や特徴と共に紹介します。

 

斜視弱視

「斜視弱視」とは、右目と左目で向いている方向が違う「斜視」が原因となって起こる医学的弱視です。

斜視がある目は、常に視線から少しズレた方向を向いています。

この状態だと、網膜の中心部分に光が入らないため、発達に必要な刺激が不十分となり視覚の発達に悪影響が出てしまうのです。

治療はアイパッチや眼帯を使って視力の弱い目だけを使う遮蔽治療(健眼遮蔽)の実施、斜視用眼鏡の着用が中心

他の医学的弱視と同様に早期発見で症状の軽減が可能ですが、大人になるまで放置していたケースだと根本治療は難しいです。

 

屈折異常弱視

両目に強い遠視・乱視・近視(屈折異常)がある場合に起こりうるのが「屈折異常弱視」。

特に近くでも遠くでもピントが合いにくい遠視に起こりやすい症状といわれています。

屈折異常があるとしっかりと物を見ることができず、網膜にも刺激が届きにくい状態になっているため、視力の発達にも悪影響が出てしまうのです。

早いうちから矯正用の眼鏡を使えば屈折異常の影響を抑えることもできますが、大人になってからの治療は難しいとされています。

 

不同視弱視

右目と左目の屈折の差が大きいことが原因となって起こる弱視が「不同視弱視」です。

屈折異常弱視と同様に遠視・乱視・近視が原因の症状ですが、こちらは主に片目が弱視眼になります

これは見やすい方の目だけを無意識に使うようになり、屈折が強い方の目は使われなくなるため。

使われない目は成長に必要な刺激を受ける機会が減るので、視力が低い状態になってしまうでしょう。

片目は正常に見えているため、両目を検査しないと分かりにくいのもこの弱視の特徴です。

 

形態覚遮断弱視

「形態覚遮断弱視」は視力が発達する乳幼児期に、何らかの原因で網膜に光が届かなかったために起こる弱視のこと。

まぶたが下がる眼瞼下垂や先天性白内障といった病気のほか、目の病気や弱視の治療に使うアイパッチ・眼帯を眼科医の指示を守らずに使った場合にも起こりえます。

光が全く目に入らない、光の量が大幅に減ることが原因のため、他のタイプよりも発見が遅れると治療の効果が低くなりやすいのも特徴。

子どもの頃の弱視や病気の治療により片目が見えにくい状態になっているなら、この「形態覚遮断弱視」の可能性があるといえるでしょう。

 

社会的弱視(ロービジョン)の原因は?

社会的弱視(ロービジョン)の原因はさまざまで、後天的な病気や先天的な病気、事故などが考えられます。

原因が多岐にわたるため、原因の追求や対策も難しいのが特徴。

しかし、代表的な疾患を知っておくだけでもある程度の予想ができるので、ぜひ知っておきましょう。

次は、社会的弱視(ロービジョン)の原因の代表例を紹介します。

 

緑内障

社会的弱視の原因となる病気が、視野が狭くなる「緑内障」です。

色々なタイプがあり症状も人それぞれのため、確実にロービジョンになるわけではありませんが、発症からの時間や進行の度合いによっては視力が低くなる可能性があります。

特に治療を受けずに長期間放置し症状が進行してしまうと視野が欠けてしまい、さらに視力悪化のリスクも。

加えて失明のリスクもあるため、早期に発見し治療を始められるかが重要な病気といえるでしょう。

中心部分は見えるけれど周囲部分が見えづらい、よく人や物にぶつかるなどの症状がある場合は緑内障の可能性もあるので、早めに眼科を受診するのがおすすめです。

 

糖尿病網膜症

「糖尿病網膜症」とは、糖尿病が原因で網膜に異常が起きたり、眼球内に出血が起きたりする病気です。

こちらも症状が進行するにつれ、視力や視野が失われていくため社会的弱視の原因となります。

徐々に視力が低下していくため、自覚症状を感じにくいのも特徴。

さらに、突然視力や視野が失われるケースもあるほか、重度の緑内障にかかる可能性もあるため、こちらも早期発見、早期治療が重要な病気です。

 

網膜色素変性症

暗いところで見えにくさを感じる「夜盲」と、視野が狭くなる症状の両方を発生する病気が「網膜色素変性症」。

遺伝子の変異が原因と考えられている病気で、症状が進行すると夜盲や視野の欠けに加え、視力障害や色覚異常が起こる可能性もあるといわれています。

治療は根本的な治療法が確立されていないため、薬を使って症状の進行を遅らせるのが中心

視力が大幅に低下している場合は、社会的弱視の方向けの補助器具を使って日常生活の負担を減らしていきます。

 

加齢黄斑変性

網膜の中央にあり視力にも大きく影響する「黄斑」が、加齢によって病的な変化を起こした状態が「加齢黄斑変性」です。

発症してしまうと物が歪んで見えるほか、視野の中央が暗い・欠ける、視力が低下するなどの症状が起こります。

50歳以上の大人の80人に1人が発症するメジャーな病気ですが、他の病気に比べると進行が早く失明になるリスクもあるなど注意が必要な病気です。

 

弱視は大人になってからだと治らない?

医学的弱視の治療は、視力が発達する期間に行わないと効果がありません。

そのため、大人になってからの根本治療は難しいといわれています。

社会的弱視に関しても、欠けた視野や低下した視力が戻らない病気が原因となっているケースが多いため根本治療は難しいでしょう。

もちろん、今後の医療の発展により弱視の根本的な治療法が登場する可能性もあります。

しかし現時点では、できるだけ快適な生活を送れるようにする「ロービジョンケア」のような対症療法的な処置が中心です

大人の弱視に悩んでいる方にとっては残念な情報ですが、ケアを受けるだけでも生活の質を上げられるので、気になる方は自治体や眼科などに相談してみてはいかがでしょうか?

 

大人の弱視はレーシック治療ができる?

大人の弱視はレーシック手術でも治療はできません

医学的弱視は乳幼児期の視力の発達が原因、社会的弱視は網膜や視神経に関連する病気が原因のケースが多いです。

そのため、レンズ部分のみをレーザーで調節するレーシックの手術を施しても、根本的な治療にはつながりません。

屈折の異常に関しては改善が期待できるので、遠視や乱視、近視による見えにくさが気になるのであれば利用を検討してみても良いでしょう。

 

弱視(ロービジョン)の原因となる病気の予防におすすめの栄養素3選

社会的弱視(ロービジョン)の原因となる病気を予防したいなら、目に優しい生活や定期的な検診に加え、予防が期待できる栄養を摂るのがおすすめです。

確実に予防できるというわけではありませんが、発症リスクの軽減には多少の効果が望めるので、しっかりと予防したい人はぜひ毎日の食生活に取り入れてみましょう。

最後に、弱視(ロービジョン)の原因となる病気の対策におすすめの栄養素を紹介します。

 

ビタミン

社会的弱視(ロービジョン)のリスクがある病気を予防したい方におすすめなのが、ビタミン類です。

レバーや緑黄色野菜に含まれるビタミンAには、網膜色素変性の進行をわずかに遅らせる効果が期待できるといわれています。

さらにビタミンAに加え、ナッツ・豆類に豊富なビタミンEと定番のビタミンC、亜鉛を一緒に接種すれば加齢黄斑変性の予防に役立つというデータも。

また、ビタミンBも視神経や粘膜が健康な状態を維持するサポートをしてくれるので、目の健康を維持したいなら積極的に摂ると良いでしょう。

1つのビタミンを多量に接種すると悪影響が出る場合もあるので、ビタミンの種類を意識するよりも、全体のバランスを考えた食事で補うのがおすすめです。

 

ゼアキサンチン

加齢黄斑変性の対策におすすめの栄養素が、緑黄色野菜やとうもろこし、パパイヤに豊富に含まれる「ゼアキサンチン」です。

黄斑部にも多く存在する強い抗酸化作用を持つ色素で、目を老化の原因となる活性酸素から守る働きがあります。

また、紫外線やブルーライトといった活性酸素が発生する原因になる光を吸収してくれる働きも。

加えて、活性酸素による水晶体の酸化から守る役割もあることから、白内障の予防にも役立つでしょう。

体内では合成できない栄養でもあるため、積極的に予防したいなら意識して摂るのがおすすめです。

 

ルテイン

弱視の原因となる加齢黄斑変性の予防に役立つ、もう1つの栄養素が「ルテイン」です。

ゼアキサンチンと似た栄養で「活性酸素や紫外線から目を守る」「体内では合成できない」「色素の1種」という共通点があります。

違いはゼアキサンチンが黄斑部分に多く存在するのに対し、ルテインはその周辺部分に多く存在することです。

そのため片方を優先的に摂るのはもちろん、両方をバランス良く摂ればより加齢黄斑変性を予防する効果が期待できます。

多く含む食材は、ほうれん草やモロヘイヤ、小松菜など。

弱視リスクがある加齢黄斑変性を予防したい、目の老化対策をしたいならこのルテインも積極的に摂ってみてはいかがでしょうか?

 

目の健康にはサプリメントの摂取がおすすめ

大人の弱視は、根本的な治療が難しい症状です。

予防に関しては日頃から目の健康状態を意識しつつ、弱視予防に役立つ栄養をしっかりと摂ることで、ある程度の効果が期待できるでしょう。

しかし、忙しくて栄養を考えた食事ができなかったり、予防に役立つ栄養を含む食べ物が苦手だったりすると、十分に対策できないのではと不安になるもの。

そこでおすすめなのが、ゼリータイプのサプリ「朝のルテイン&プラセンタ」

こちらは吸収率に優れた最高級のルテインを含有するサプリで、量も積極的な予防に必要な量よりも多い40mgも含まれています

さらに、ゼアキサンチンも1日の推奨量よりも多い2.4mg以上を含有しているので、野菜不足が気になる人にもピッタリ!

ロービジョンの原因になる病気を予防したい方は、ぜひ毎日の食生活に取り入れて、目の健康維持に役立ててみてはいかがでしょうか?