飛蚊症の見え方を画像でチェック!視界の黒い点が急に増えたら危険?

視界にゴミや虫のようなものが見えてしまう「飛蚊症」。

気になる症状があるけれど、見え方や症状を詳しく知らないので判断できずにいる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、飛蚊症の見え方やイメージ画像、病気のリスクの有無についてを紹介します

 

飛蚊症の黒い点や透明の浮遊物の正体

飛蚊症で見えてしまう黒い点や、透明の浮遊物の正体は、眼球内の大部分を占める「硝子体」の濁り(硝子体混濁)です。

硝子体とは、目のレンズ部分から入った光を、視神経から脳に伝達する器官「網膜」に送り届ける役割があるもので、本来は異物の少ない透明な状態になっています。

しかし、何らかの原因により濁りが発生してしまうと、黒い点や透明の浮遊物として視界に写り込んでしまうことも…。

濁りが発生する原因は、生まれつきの体質や加齢といった生理的なものが多いですが、なかには早急に治療が必要な目の病気が原因となっているケースもあります

そのため、気になる症状や見え方に異常があればすぐに眼科を受診し、早めに対処しておくのがおすすめです。

 

飛蚊症の見え方を画像でチェック

黒い点や浮遊物の正体が分かったら次は、飛蚊症の見え方を画像でチェックしていきましょう。

大まかなイメージはこちら。

この画像のように、視界にポツポツと異物が写り込んでしまうのが特徴です。

異物の形にはさまざまなバリエーションがあり、人によっては下記の画像のような浮遊物が見える場合もあります。

  • ゴマ状
  • 虫状
  • かえるのたまご状
  • 糸くず状
  • リング状

他にもアメーバや煙状の浮遊物が見えるパターンもあるなど、見え方には個人差があります。

浮遊物の数も個人の体質や、原因によってもバラバラです。

共通しているのは「目を動かすと一緒についてくる」「明るい場所で目立つ」の2点。

浮遊物が見えることに加え、この2つの特徴を併せ持っていれば飛蚊症である確率が高いといえるでしょう。

似た症状に白血球が見えてしまう「ブルーフィールド内視現象」がありますが、こちらは色々な方向に這いずり回るように動くので、動き方で区別すると分かりやすいです。

 

飛蚊症の危険な見え方

飛蚊症の見え方には、危険なパターンもいくつかあります。

代表的なものがこちら。

  • 急に黒い点や浮遊物の量が増えた
  • 暗い場所で光を感じる
  • 視野の一部が欠けている
  • 薄暗い場所でも黒い点や浮遊物が見える

このような症状が、先ほどの画像のような見え方と同時に発生している場合は、病気が原因となり引き起こされる「病的飛蚊症」の可能性があるでしょう。

問題がない場合もありますが、失明リスクのある「網膜剥離」や視力低下を引き起こす「ぶどう膜炎」など、重大な病気にかかっているケースも十分に考えられます。

そのため、他に目立った症状がなくても、これらの症状を感じたらすぐに眼科を受診するのがおすすめです

また、目の腫れや痛みを感じている、見え方が変わったなどの場合も、目の病気の可能性があるので早めに眼科で検査を受けるようにしましょう。

 

飛蚊症の見え方を改善する方法

飛蚊症の見え方を改善する方法には、どのようなものがあるのでしょうか?

病気の有無や検査結果にもよりますが、基本的に原因に沿って治療を進めることになります。

次は、飛蚊症の見え方を改善する方法を、原因別に紹介します。

 

生理的飛蚊症は基本的に経過観察

生理的な要因で起こる「生理的飛蚊症」は、基本的に経過観察です。

こちらは病気ではなく自然と慣れるものなので、多くの眼科医は治療せずに様子を見るという判断をします

加齢により硝子体が網膜から剥がれる生理的な現象の「後部硝子体剥離」も同様で、他の病気のリスクや治療の必要性がある場合のみ、治療の対象となります。

また、患者の要望によっては、浮遊物をレーザーで蒸発させる「レーザー治療」を受けることも可能です。

しかし、保険が適用されず治療費も片目で10万円ほどと高額なので、お金に余裕がある方や、症状が酷い方向けの方法といえるでしょう。

 

病的飛蚊症は治療が必要

病的飛蚊症を改善するためには、原因となる病気の治療が必要です。

網膜裂孔や初期の網膜剥離ではレーザーで、進行した網膜剥離の場合は外科的な処置の「硝子体手術」で治療します

ぶどう膜炎のような感染症、炎症に関連する病気の場合はステロイドや抗ウイルス薬、抗菌薬を使った投薬治療がメイン。

眼底の血管損傷により硝子体内に濁りを発生させる「硝子体出血」で飛蚊症が起きている場合は、血液の吸収を待ったり、手術で取り除いたりします。

外科的な手術のような大変な治療が必要になるものもありますが、早期に発見できれば簡単な治療で改善できるので、異変を感じたらすぐに眼科医に相談しましょう

 

おすすめの飛蚊症予防対策3選

飛蚊症の改善方法の次は、自宅でもできる予防法、対策についてもチェックしていきましょう。

直接原因を取り除くものではないため、確実に効果がでるとはいえませんが、毎日実践するだけでも目の健康維持を手助けしてくれます

簡単にできるものを中心に、飛蚊症の予防や対策に役立つ方法を3つ紹介するので、ぜひ取り入れて目の健康維持に役立てましょう。

 

目を休ませる

飛蚊症予防だけでなく、目の健康維持にも役立つのが定期的に目を休ませる習慣です。

スマホやPCが必須の現代社会では難しいですが、30分ごとに休憩を入れたり、ディスプレイを見ない作業を交えたりするだけでも目の疲れを軽減できます。

また、他の病気を引き起こしたり、見え方に悪影響を与えたりするドライアイ、眼精疲労のリスクも低減できるので、より目の健康を維持しやすくなるでしょう。

余裕があるなら、休憩時に目のマッサージや体操をする、寝る前に目を温めるなどの工夫をプラスするのもおすすめ。

ほかにもディスプレイを見る時間を制限する、質の良い睡眠をとるなど効果的な休め方がたくさんあるので、実践しやすいものから取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

紫外線を避ける

飛蚊症の予防には、紫外線対策もおすすめです。

紫外線は、生理的飛蚊症の原因にもなる、目の酸化ストレスや老化を引き起こすといわれています。

多少の紫外線は健康にプラスの効果がありますが、多量の紫外線を浴びたり、目に入れたりする生活を続けていると目にも悪い影響があるかもしれません。

この悪影響を減らすためにも、日差しが強い場所に出かけるときはUVカット効果のあるサングラスやメガネ、帽子、日傘などを使うようにしましょう

さらにUVカット効果を高めたいなら、複数のアイテムを組み合わせて使うのもおすすめです。

 

目にいい食事をとる

目の健康を維持して飛蚊症の発症リスクを抑えたいなら、目にいい食事をとるようにしましょう。

目にいい食事とは、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCなどを豊富に含む食事のこと。

ビタミンAなら緑黄色野菜やレバー、ビタミンB群はナッツ・豆類や豚肉、ビタミンCは野菜、果物などに豊富に含まれているので、意識してとってみましょう。

酸化ストレスや老化などから目を守りたいなら、ルテインが含まれたほうれん草やにんじん、アボカド、小松菜などを意識的にとるのもおすすめです。

全てをバランス良くとるのが難しい場合は、サプリを併用すると効果的に摂取できるので、ぜひ取り入れて目の健康維持に役立ててはいかがでしょうか。

 

見え方に違和感を覚えたら眼科へ!目の健康にはルテインがおすすめ

見え方に違和感を覚えたり、飛蚊症以外の症状もあったりするなら、眼科を受診しましょう。

画像のような見え方や気になる症状はないけれど、目の健康を維持したいなら目にいい習慣、ビタミンやルテインを豊富に含む食事を取り入れるのがおすすめです

特にルテインは、ブルーライトや紫外線によるダメージから目を守ってくれるので、目を酷使しがちな社会人や学生の目の健康維持に役立ってくれるでしょう。

しかし、毎日ルテインを意識した食生活をするのが難しいという方も多いはず。

そこでおすすめなのが、ゼリータイプのサプリ「朝のルテイン」です。

米国の専門家が推奨する、吸収率に優れた最高級ルテインを使っているのが特徴。

さらに、含有量も積極的な予防、健康維持に役立つとされる量よりも多い40mgと豊富なので、このサプリ1つだけでも十分にルテインをとることができます

目の健康維持に役立つとされるゼアキサンチンも、1日に推奨される量よりも多く含んでいるのもポイント。

続けやすさにもこだわって作られているので、目の健康を維持したい方はぜひ取り入れて、毎日を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

ドライアイの治療法は?眼科の最新治療IPLや自力でできる対処法を紹介

近年、増加傾向にあるといわれる「ドライアイ」。

視界のかすみや目の乾きなどの気になる症状があるけれど、治療法や対処法が分からず放置しているという方も多いのではないでしょうか?

この記事ではドライアイの療法や放置するリスク、おすすめの対処法を紹介します

 

ドライアイは治療すれば治る?治らない?

ドライアイは、症状が改善し治療を継続する必要がなくなる「完治」が難しいといわれています。

なぜなら、涙の分泌量は一度減ると元に戻ることが少なく、さらに原因を全て取り除く治療もないためです。

しかし、不快感のコントロールや症状の軽減は十分に可能で、病院で診察や処置を受けつつ点眼薬などを使っていけば、生活の質を落とさずに日々を送ることもできます。

加えて、症状に合ったセルフケアや生活習慣の改善といった手軽な努力を組み合わせれば、より快適に過ごせるでしょう。

完全に治すことは難しいですが、眼科医と相談しながら治療やセルフケアを続けていけば、症状を軽減できます

 

ドライアイを治療せずに悪化するとどうなる?

単なる目の疲れや乾きとして放置されがちなドライアイですが、治療せず悪化した場合にはどんな影響が出るのでしょうか。

失明する可能性は低いといわれていますが、状態によっては生活に支障がでたり、他の病気を発症したりするリスクは十分にあります。

次はドライアイを治療せず、悪化した場合に起こりうるトラブルを紹介します。

 

実用視力の低下につながる

ドライアイを治療せず放置してしまった場合には、実用視力の低下につながる可能性があります。

実用視力とは、視力検査で測る瞬間的な視力ではなく、日常的な見え方を指すもの。

以前は視力には影響しないと考えられていましたが、ドライアイにより涙液層が不均一になると、見え方に悪影響が出て実用視力が低下することが最新の研究から分かってきました

この悪影響は認識できるほどのものでは無いとされています。

しかし、放置するほど物がかすんで見えることが増え、視力は変わらないものの、見えにくさを感じるようになります

趣味の時間や仕事に影響する可能性も十分に考えられるので、目の乾きが気になる場合は、はやめに眼科を受診するのがおすすめです。

 

感染症や炎症を引き起こす

ドライアイを治療せず、症状を悪化させた場合に起こりうるのが、感染症や炎症などの目の病気です。

涙の保護機能の低下により目の表面に傷が付きやすく、ウイルスや細菌が侵入しやすくなるため、健康な状態よりも病気のリスクが高い状態になります

多くの場合は小さなキズが入るだけですが、ひどい場合には感染症や角膜炎、結膜炎のような目の痛みや充血を起こす病気になる可能性もあるでしょう。

さらに、病気にかかった状態を放置すると、視力低下をまねく危険性も

目の健康を守るためにもドライアイの症状が気になる場合は、放置せずに病院のドライアイ外来や眼科を受診しましょう。

 

ドライアイ治療の種類・期間・費用は?

ドライアイの治療を検討している方は、どのような種類があるのか、期間や費用はどれくらいかかるのか気になりますよね。

基本的に薬の処方と診察がメインの場合が多いですが、患者の希望や症状によっては、やや高額な治療や持続期間が長い処置を選ぶこともできます。

次は、ドライアイ治療の種類・期間・費用を、処置の内容や薬品の特徴と共に紹介します。

 

点眼薬

ドライアイの治療でよく用いられるのが点眼薬です。

涙の量を補ったり、目を清潔に保ったりするためのもので、1日に5回〜6回ほど点眼しながら症状の緩和を目指します。

あくまで一時的な効果しかないため、ドライアイと診断された場合には継続的に使い続ける必要があります。

手間はかかりますが、費用は1ヶ月数百円、高いものでも1,000円前後と比較的安く、使い方も普通の目薬とほぼ同じなので、気軽に続けられるのが特徴です。

 

人工涙液

軽度の涙液減少型ドライアイ(涙が少ないタイプ)の点眼治療に使われている点眼薬が「人工涙液」です。

涙と同じ濃度の塩分を含んだ点眼薬で、シンプルに目の表面に水分を追加するために使われています。

有効成分を含まず、さし心地のクセも少ないので、他の点眼薬が合わなかった方でも使いやすいのが特徴。

すぐに流れてしまうため治療効果は低めですが、治療用と同じ防腐剤不使用のものが市販されているなど、使い勝手に優れた点眼薬です。

 

ヒアルロン酸ナトリウム点眼液

「ヒアルロン酸ナトリウム点眼液」は、ドライアイ治療によく使われる定番の点眼薬です。

保湿効果に優れたヒアルロン酸を配合したタイプで、有名な「ヒアレイン」をはじめ複数のジェネリック医薬品が流通しています。

目の乾きによる表面の傷を修復する作用や、涙を保持する作用を持っているのが特徴。

副作用もほとんどないため、ドライアイが気になる妊娠中の方や子どもでも安心して使えるでしょう

アレルギーの原因となる物質が目に付着しやすい、持続時間が20分と短めというデメリットもありますが、十分な効果を持った点眼薬です。

 

ジクアス点眼液

ヒアルロン酸を含む点眼薬や人工涙液とは違った仕組みで作用する治療法が、ドライアイ向けのジクアホソル(商品名:ジクアス)点眼液です。

結膜にある受容体に働きかけ、涙を留める効果があるムチンと水分の分泌を促すタイプの薬で、涙の量と質を改善する作用があります。

持続期間も2時間〜3時間ほどと長いため、ヒアルロン酸を含む点眼薬では効果が薄いタイプのドライアイ治療にも活用されています。

症状によっては点眼時にしみたり、目ヤニが一時的に増えたりする可能性もありますが、目の潤いを引き出す力に優れた点眼薬です。

 

ムコスタ点眼液

レパミピド(ムコスタ点眼液)は、炎症をともなうタイプのドライアイの治療に使われる点眼薬です。

ムチンの分泌を促すほか、角結膜の炎症を抑える作用も持っているのが特徴。

費用が月1,000円ほどと高く、点眼後に視界のかすみや喉の苦味を感じやすいなど、ややクセはありますが、他の点眼薬よりも抗炎症作用に優れているとされています。

また、防腐剤も使っていないのでコンタクトレンズをしたままでも点眼できます。

元は胃潰瘍や胃腸炎の内服薬として使われていたなど、ユニークな経歴もある抗炎症作用に優れた薬品です。

 

涙点プラグ

色々な点眼薬を使っても、十分な効果が得られない場合に行われるのが「涙点プラグ治療」です。

涙を排出する穴「涙点」にコラーゲンやシリコン製のプラグを使って栓をする手法で、涙を目の表面に留めやすくする効果があります。

コラーゲン製プラグは約3ヶ月、シリコン製なら7ヶ月と持続期間が長めなのもポイント。

費用は片目が1回3,000円〜4,000円両目なら6,000円〜8,000円と高めですが、点眼薬では効果を感じにくいドライアイの方にもおすすめの治療方法です。

 

マイボーム腺機能不全の治療

ドライアイの原因の80%以上を占めるといわれているのが「マイボーム腺機能不全」です。

涙を安定させるための油層を分泌する「マイボーム腺」の機能低下によって出口がつまり、涙が蒸発しやすくなることでドライアイを引き起こします

主に動物性脂肪の摂りすぎや加齢などの影響で起こりますが、アイメイクの落とし残しが原因となる場合もあるといわれています。

このマイボーム腺機能不全を治すだけでも、ある程度症状が改善するケースもあるようです。

マイボーム腺機能不全の治療として、温罨法とリッドハイジーンを紹介しましょう。

 

温罨法(おんあんぽう)

目元を温めることで、マイボーム腺につまった油分を溶かす治療法が「温罨法(おんあんぽう)」です。

病院では専用の機器を使ったものが受けられますが、アイマスクやタオルを使えば自宅でも簡単に実践できます

40度以上になるアイマスク、温めたタオルを用意しリラックスした状態で目元を5分温めるだけ。

朝と夜の2回行うだけでも一定の効果が得られるので、症状が気になる方は毎日の生活に取り入れてみましょう。

 

リッドハイジーン

「リキッドハイジーン」とは、まぶたを洗浄しマイボーム腺や周辺を清潔な状態にする治療法です。

温罨法と同じく自宅でも手軽にできる治療法で、洗顔のときにまつげ周辺を丁寧に洗い、ぬるま湯で洗うだけでも一定の効果が期待できます。

より丁寧に洗いたい、痛みが気になるなら眼科の窓口や通販で購入できる「アイシャンプー」「マイボシャンプー」といった専用品を使うのもおすすめです。

こちらも、定期的に続けることで効果が感じやすくなるので、気になる方は実践してみてはいかがでしょうか?

 

【最新治療】IPL

マイボーム腺機能不全が原因のドライアイの治療に効果があると、近年注目されているのが「IPL」です。

シミやシワの改善に使われる特殊な光を当てる手法を応用したもので、ドライアイの治療では波長を変えたものが使われています。

新しい手法のため研究中の部分も多いですが、マイボーム腺のつまりや涙の質、炎症といった、ドライアイの根本的な原因を治療できる可能性があるといわれています。

また、国際的な治療ガイドラインにも記載されるほどに安全性も高く、処置後のトラブルが少ないのもメリットといえるでしょう。

デメリットとしては、先進医療のため保険の適応外になるほか、1回6,000円前後(片目なら3,000円前後)の施術を4回ほど受ける必要があるなど、医療費がやや高額なことが挙げられます。

加えて、施術の間隔を2週間〜4週間空ける必要があるなど通院の手間も必要になりますが、根本治療が期待できる方法を試したい方にはおすすめの治療法です。

 

ドライアイを自力で治す方法はある?

ドライアイ症状は、基本的に自力で治すことはできません。

症状がひどい場合は、眼科医の指示に従い治療を進めるのが最優先です。

しかし、1人でもできる対処法を毎日の生活に取り入れることで、症状の緩和や予防、治療の効果の向上などが期待できる対処法もいくつかあります。

最後に、ドライアイの治療中の方や、予防したい方におすすめのセルフケア方法を紹介します。

 

対処法①マッサージをする

手軽にドライアイのケアをしたい方におすすめなのが、目のまわりのマッサージです。

劇的な効果はありませんが、目のまわりをマッサージして血行を良くすることで、涙の量を増やしたり、目の健康を維持したりする効果が期待できます

やり方は簡単で、まずはオイルやクリームを目のまわりや指先に塗り、滑りを良くします。

塗り終わったら指2本を使って眉頭から眉尻にかけてを軽く揉み、そのままの距離感で目尻の横や目の下、目頭の横などを楕円を描くようにマッサージしていきましょう。

ポイントは、1箇所の揉み時間を2秒ほどにすること。

このポイントを意識するだけで、肌への刺激を抑えつつ、目や周辺の血行を良くできるでしょう。

 

対処法②目を温める

ドライアイの対処におすすめなのが、目を温めるケアです。

治療法でも紹介した「温罨法」そのもので、マイボーム腺のつまりを緩和する効果が期待できます

横になる、椅子に座るなどのリラックスした体勢になり、40度ほどに温めたものを5分ほどのせておくだけでも一定の効果があります。

手軽に温めたいならホットタオルがおすすめ。

よりリラックスしたいなら、蒸気を出す使い捨てタイプのアイマスクを使っても良いでしょう。

機能性とコスパの両方を重視するなら何回も使えて、レンジで簡単に温められるタイプもおすすめ。

どれも手軽に目を温められて、気分もリフレッシュできるので、ぜひライフスタイルや好みに合ったものを選んで使ってみましょう。

 

対処法③目にいい食事をとる

ドライアイを予防、対策しつつ目の健康も維持したいなら、目にいい食事をとるようにしましょう。

具体的にはDHAが豊富な青魚や、ビタミンB群が含まれるナッツ類やキノコ類、豚肉など。

あわせて、ビタミンAが豊富な緑黄色野菜、ビタミンCを含む野菜や果物、亜鉛が豊富な魚介類や豆類、肉類をとると、目の健康維持に役立つでしょう。

ドライアイの原因になるといわれるブルーライトの対策には、抗酸化作用に優れた栄養素「ルテイン」をとるのもおすすめ。

ほうれん草や小松菜、ケールなどに含まれる栄養で、継続的に摂取すればブルーライトやストレス、老化による目のトラブルに対する効果が期待できます。

全ての栄養をバランス良くとり続けるのは難しいですが、食生活を見直しつつ、サプリを上手に使えば目にいい食生活も十分に可能なので、ぜひ実践してみてくださいね。

 

ドライアイが気になったらルテインやビタミンをとろう!

ドライアイが気になったら、自宅でのセルフケアやルテインやビタミンを意識した食生活を取り入れるのがおすすめです

医療でも完治が難しい症状のためケアにも限界がありますが、対処法を継続していけば症状の予防や緩和といった効果が実感できる可能性もあるでしょう。

しかし、マッサージや目を温めるケアは簡単だけど、目にいい食生活は難しいという方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、最高級ルテインを100%使用したゼリータイプのサプリ「朝のルテイン」です。

緑の葉物野菜をたくさんとらないと積極的な予防に必要な量が摂取できないルテインですが、このサプリを使えば手軽に必要な量以上のルテインを摂取できます

また、アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富なプラセンタ、目の健康維持に役立つゼアキサンチンを含有しているのもポイント。

気になる方はぜひ毎日の食生活に取り入れて、ドライアイの対策に役立ててみてはいかがでしょうか。

 

ストレスで生理的飛蚊症になる?20代30代の若い人が発症する原因と疲労回復方法

目の中で黒い虫やアメーバのような小さい浮遊物が動いて見える「飛蚊症」

老化現象の1つとも言われていますが、最近では若い世代でもストレスなどが原因で発症する人が増えています。

この記事では20代・30代の人が飛蚊症を発症する原因や、疲労回復方法などを紹介します

 

ストレスや疲労で発症する生理的飛蚊症とは

飛蚊症の中でもストレスや疲労、加齢などが原因で発症する「生理的飛蚊症」

眼球内を満たしている硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状の物質が変化すると、部分的にシワや濁りができてしまうことがあります。

その影が網膜に映ることで、視界に小さな黒い虫やアメーバのような物体が見えてしまうのです。

生理的飛蚊症の大半は加齢が原因ですが、20代・30代の若い世代で発症する人もいます。

生理的な原因の場合には飛蚊症治療は必要ないとされていて、慣れてくると気にならなくなるケースも多いようです。

しかし、なかには網膜剥離などの病気が原因となって発症する「病的飛蚊症」もあるので注意しましょう。

 

目の病気が原因の場合も

前述したように飛蚊症は、目の病気が原因で起こることもあります。

病気が原因の場合は「病的飛蚊症」と呼ばれ、以下のような病気が潜んでいる可能性も。

  • 網膜剥離
  • 網膜裂孔
  • 硝子体出血
  • ぶどう膜炎

目の病気が原因の場合、放っておけば失明してしまうかもしれません。

  • 浮遊物の数が増えた
  • 影が大きくなってきた
  • 閃光のようなものが見えた
  • 視力が落ちてきた

上記のような症状が現れた場合には決して自己診断せず、必ず眼科を受診するようにしましょう。

 

20代30代の若い人が飛蚊症になる原因

加齢が原因である場合が多い飛蚊症ですが、20代や30代などの若い世代でも発症するケースは珍しくありません。

なかには中学生や高校生で発症する人もいます。

それでは若い人が飛蚊症になる原因について、詳しくチェックしてみましょう。

 

ストレス・疲労

ストレスや疲労の蓄積によって、飛蚊症を発症する可能性があります。

人体は過度のストレスを感じると、活性酸素が大量に発生してしまいます。

活性酸素とは酸素から発生し、細胞伝達機能や免疫機能として働く物質です。

この活性酸素が体内で増えすぎると硝子体の組織を変質させてしまい、20代や30代の若い世代でも飛蚊症になることがあるのです

すぐに症状が現れるものではありませんが、過度なストレスや慢性的な疲労を感じている人は、特に注意が必要といえるでしょう。

 

スマホの見すぎ・紫外線

スマホの見すぎや目に紫外線を浴びることも、飛蚊症の原因になります。

スマホやパソコン、テレビなどの画面からはブルーライトが発生しているため、長時間使用していると目が疲れやすくなります。

眼精疲労が溜まると活性酸素も増えてしまうので、ブルーライトカットが期待できるメガネで対策をしたり、適度に目を休ませる時間を作ったりすることが大切です。

また屋外での紫外線ダメージも、活性酸素を発生させてしまいます。

外出時にはサングラスや日傘を使って、できるだけ目を保護するようにしましょう。

 

生まれつき

生まれつきの飛蚊症である人もいます。

母胎内で眼球がつくられる時に、本来なくなるはずだった硝子体内の血管が名残として残ってしまうことで、症状が出現してしまうのです

生まれつきの場合は健康な目にも起こることなので、あまり気にする必要はないでしょう。

もし気になる場合には、定期検診を受けておくと安心です。

症状が進行してきたり視力が落ちたりしてきた場合には、他の病気が潜んでいる可能性があるので、すぐに眼科を受診してください。

 

ストレスで飛蚊症になった人におすすめの疲労回復方法

飛蚊症を引き起こす原因の1つに、疲労などによって活性酸素が過剰に生じたことがあげられます。

ストレスで飛蚊症になった人は疲れをそのまま放置するのではなく、できるだけ心身の負担を取り除きましょう。

ここでは「慢性的なストレスを感じている」「疲労を回復させたい」という人に、おすすめの疲労回復方法を紹介します。

 

抗酸化作用のあるものを食べる

ストレスで飛蚊症になった人は、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂るようにしてみましょう。

抗酸化成分は、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAやビタミンC、ビタミンEのほか、ゴマに含まれるセサミンなどからも摂取することができます

体の内側から疲労を回復させるためには、バランスの良い食事が大切です。

「食事だけで必要な栄養を摂るのは難しい」「仕事が忙しくて栄養が偏りやすい」という人は、サプリメントで補うのもおすすめです

 

森林浴ウォーキングをする

激しい運動は活性酸素を増やしてしまいますが、ある程度は体を動かさないと筋力が衰え、疲れやすくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、森林浴ウォーキング。

適度なウォーキングは活性酸素を生じさせないため、疲労回復にはもってこいの方法です

ウォーキングのペースは、やや早歩きで会話ができる程度を目安にしてみましょう。

歩く場所は緑があふれる公園など、森林浴ができるコースがおすすめです。

街中では排気ガスなどが活性酸素を発生させてしまったり、紫外線による影響を受けてしまったりする可能性も。

木々に囲まれた場所は空気が澄んでいてリラックス効果が期待でき、ストレス発散にも繋がります

ウォーキングするときは、紫外線量を減らすためにも木陰を探しながら歩いてくださいね。

 

しっかり睡眠をとる

疲労回復には、しっかり睡眠をとることも効果的です。

睡眠不足が続くと飛蚊症の原因になる活性酸素が増えてしまい、体が疲れやすくなります。

寝ている間は脳や体の働きが穏やかになり、活性酸素が発生する量が減少するのです

また、質の良い睡眠をとることで、抗酸化作用がある睡眠ホルモンや成長ホルモンが分泌され、日中に受けたストレスや疲労をリカバリーできます

最適な睡眠時間には個人差があるものの、7時間程度を目安にしてみると良いでしょう。

 

生理的飛蚊症の治し方と予防方法

視界にいつも黒い点や浮遊物が見えると、気になってイライラしますよね。

飛蚊症の症状を改善するには、いったいどうすればいいのでしょうか。

生理的飛蚊症は治療が行われないケースがほとんどなので、目の健康に良いとされる栄養素「ルテイン」などを摂取して、体の内側からケアすることが大切だといわれています。

最後に、飛蚊症の治し方と予防方法についてチェックしてみましょう。

 

基本的には経過観察

生理的飛蚊症になった場合は、基本的に経過観察になります。

特に治療は必要ないものの、自然に症状が消えることはありません

「どうしても症状に慣れない」「仕事に支障が出る」といった場合には、レーザー治療を受けることも可能です。

ただし、ほとんどのケースで保険が適用されず、自費診療となるので注意しましょう。

またレーザー治療を行っても完治しない方もいます。

治療にかかる費用は10万〜20万円ほどが相場で、複数回治療が必要な場合には追加費用がかかります。

「どうせ経過観察なら受診しなくても良いのでは?」と思われるかもしれませんが、早期治療が必要な病気が潜んでいることもあるので、自己診断は禁物です。

飛蚊症の症状が出た場合には、必ず眼科医に診察してもらいましょう

 

食べ物やサプリメントで予防

飛蚊症自体は、基本的に市販の薬や目薬などで治すことはできません。

そのため抗酸化作用のある食べ物やサプリメントで、予防することが大切です

抗酸化作用を含む食べ物やサプリの摂取は、疲労回復だけでなく目の機能をサポートする点でもおすすめ。

特にルテインという成分は紫外線などのダメージから目を保護して、活性酸素を取り除く働きが期待できるとされており、目の健康には欠かせません。

ルテインは水晶体や黄斑部などに蓄積されていますが、加齢やストレス、紫外線などが原因で減少してしまいます。

ルテインは緑黄色野菜に豊富に含まれているものの、必要量を食事だけで補うのは難しいこともあるでしょう。

効率良く栄養を摂取するには、食事で足りない分をサプリメントで補助するのがおすすめです。

 

ストレス発散して活性酸素の増加を抑えよう!ルテインの摂取もおすすめ

生理的飛蚊症は、20代や30代の若い世代でも発症してしまうことがあります。

飛蚊症そのものを市販の目薬などで治すことはできないので、日々の予防を心掛けることが大切です。

原因となる活性酸素の増加を抑えるには、日頃からストレスや疲労を溜めないようにしたり、目が紫外線を浴びないように保護したりしましょう。

また抗酸化作用が期待できるルテインなどの栄養素も、目の健康を意識して積極的に摂取することも重要です

「食べ物だけで十分な栄養を摂るのは難しい」「毎日忙しいので、できるだけ手軽にルテインを補いたい」という人には、ゼリータイプのサプリ朝のルテインがおすすめ。

スマホやパソコンを長時間使うことが多い人や飛蚊症を予防したい人は、ぜひ毎日の習慣に美味しいサプリメントをプラスしてみてはいかがでしょうか?

 

飛蚊症の原因はストレスやスマホ?ルテインの効果や眼科での治療を解説

視界に浮遊物が写り込んでしまう「飛蚊症」。

黒い点や糸くずのようなものが見えて、不快感を覚えている人もいるでしょう。

この記事では、飛蚊症の原因や予防効果を期待できるルテイン、治療について紹介します

 

視界に黒い点が見える?飛蚊症とは

飛蚊症(ひぶんしょう)とは、視界にアメーバや糸くずのようなもの、黒い点などが見えてしまう症状のことです。

暗い場所では気にならず、明るい場所や白い壁紙などを見たときに目立つのが特徴。

ほかにも、視線を動かしても一緒に付いてくる、目薬の点眼やまばたきなどをしても消えないなど独特な特徴があります。

病気ではないかと不安に思ってしまう方も多い症状ですが、ほとんどが生理的な原因によるものなので、多少の症状が出ても特に心配する必要はないでしょう。

しかし、目の病気が原因で発症することもあるので、気になる場合は眼科を受診するのがおすすめです。

特に「浮遊物の数が増えた」「視界の一部が欠けている」「急に視力が下がった」などの症状が出た場合は、緊急性の高い病気の可能性があるので早めに受診しましょう。

 

飛蚊症の原因【生理的要因】

飛蚊症は生理的要因が原因となり、目の中にあるゼリー状の組織「硝子体(しょうしたい)」が濁ること(硝子体混濁)で発症するケースが多いです。

加齢によるものがほとんどですが、生活スタイルによっては10代〜20代の若い世代でも発症する場合があります。

まずは飛蚊症を引き起こす、生理的な原因を紹介します。

 

ストレス・疲れ

飛蚊症を発症させる生理的な原因の1つ目は、ストレスと疲れです。

ストレス・疲れは、体内に多量の「活性酸素」を発生させます。

この活性酸素には硝子体を変質させる働きがあり、この変質によって濁りが出た場合には飛蚊症の症状が出てしまうといわれています。

もちろん一時的なものであれば発症する可能性は高くありませんが、過度のストレスや慢性的な疲れを身体が感じていた場合には、症状が出る可能性は高まるでしょう。

忙しい現代社会では、どちらも完全になくすのは難しいですが、症状を悪化させたくない・予防したいなら、睡眠や食事などの生活習慣を見直すのがおすすめです。

 

スマホの見すぎ・紫外線

スマホの見すぎや紫外線も、飛蚊症の原因となる場合が多いです。

スマホのディスプレイから発せられるブルーライトや、太陽光の紫外線は細胞内に活性酸素を発生させます。

短時間であれば問題ありませんが、長時間ブルーライトや紫外線を目に入れてしまうと、細胞内に多量の活性酸素が発生し、飛蚊症を引き起こす可能性があります

こちらは、スマホを見る時間を減らしたり、ブルーライトや紫外線をカットするアイテムを使ったりすることで手軽に対策できるので、予防を考えている方は試してみてはいかがでしょうか。

 

生まれつき

10代や20代などの、若い世代に多い飛蚊症の発生原因が生まれつきの体質です。

具体的には、硝子体の血管によるもの

本来、硝子体の血管は生まれる前になくなるものですが、人によっては部分的に残っており、アメーバや影が見える症状を引き起こします。

他の生理的要因と違い、ライフスタイルや身体の不調が原因で起こるものではないので、基本的に治療や対策は必要ありません

気になる方は定期的に眼科を受診しておくと、病気の早期発見や悪化の予防にも役立つのでおすすめです。

 

飛蚊症の原因【病的要因】

飛蚊症は生理的要因が影響して、発症することがほとんどです。

しかし、なかには目の病気が原因となっており、急いで治療が必要なケースもあります。

次は飛蚊症の原因を、病的要因に絞って紹介します。

 

網膜裂孔・網膜剥離

飛蚊症の原因となる病気が、網膜裂孔と網膜剥離です。

「網膜裂孔」は網膜に穴ができる病気で、自覚症状は少ないものの網膜剥離に進行する緊急性の高い病気。

「網膜剥離」は目の奥側にある網膜が剥がれてしまう病気で、歪んで見えたり視野が欠けたりするほか、放置すると失明のリスクがある病気としても知られています。

両者とも色素細胞の浮遊や患部の出血が起こる病気で片方の症状、もしくは両方が発生した場合に、飛蚊症が自覚症状として表れます

「急に浮遊物が多くなった」「見え方が変わった」場合は、網膜裂孔や網膜剥離の可能性もあるので早めに検査を受けましょう。

 

後部硝子体剥離

「後部硝子体剥離」は、飛蚊症の原因として有名な病気です。

硝子体から網膜が剥がれる病気で、剥がれた部分や残った網膜などが原因となり、飛蚊症が起こります。

失明リスクのある網膜剥離と似ていますが、こちらは主に老化が原因なので、60代前後になって急に浮遊物が見えはじめたケースなら、特別な治療は必要ないといわれています。

しかし、他の病気を併発したり、違う病気だったりする可能性も十分に考えられるので、異変を感じたらすぐに眼科を受診するのがおすすめです。

 

強度近視

飛蚊症を引き起こす病気を、併発しやすい目の状態が「強度近視」です。

強度近視の方は目の奥の直径が縦の直径よりも長く、楕円形の眼球になっているため網膜が引っ張られやすい状態になっています。

そのため正常な人に比べて網膜裂孔や網膜剥離、後部硝子体剥離といった、硝子体と網膜に関連する病気が発生しやすいです

根本的な治療はできませんが、強度近視の進行を抑制や病気の早期発見のためにも、定期的に眼科を受診するようにしましょう。

 

硝子体出血

「硝子体出血」とは目の中で出血した血液が、硝子体に入りこんだ状態のことです。

この状態になると血液で濁った部分が浮遊物に見え、飛蚊症の症状を感じます。

主な原因は、糖尿病や高血圧などの出血が起こりやすい病気や、目の打撲など

出血が再発しない限り飛蚊症の症状は改善しますが、網膜裂孔や網膜剥離などの病気を併発している可能性もあるので、異変を感じたらすぐに眼科を受診するのがおすすめです。

 

ぶどう膜炎

硝子体と網膜に関連する病気以外で、飛蚊症の原因となるのものが「ぶどう膜炎」です。

網膜の外側にある「ぶどう膜」に炎症が起こる病気で、ヘルペス属のウイルスや細菌による感染性ぶどう膜炎と、サルコイドーシスなどによる非感染性の2種があります。

どちらも硝子体混濁の原因となる炎症を引き起こすため、この病気にかかってしまうと飛蚊症のように感じる場合があるでしょう。

目の赤みや痛み、視界のかすみ・歪みなど自覚しやすい症状を伴うことが多いのもこの病気の特徴です

 

感染症

飛蚊症の原因となる病気の中でも、特に急いで治療する必要があるのが感染症です。

白内障や緑内障の手術の際に細菌が入った、体内の細菌が目に回った、目に異物が刺さったなど、目に直接菌が入ることで起こるのが特徴

ぶどう膜炎と同様に目の炎症を引き起こすので、飛蚊症の症状も強く出ることがあります。

視界のかすみや目の痛みを感じるほか、放置すると視力低下や失明リスクもあるなど、危険性も高い病気です

 

飛蚊症と同じ原因でなる「光視症」とは

「光視症」とは光が直接目に当たっていないのに視界に光が見えたり、チカチカした光を感じたりする症状のことです。

ほかにも稲妻が走っているように見える、雪のように見えるなど、見え方にも様々なパターンがあります。

硝子体の動きによって網膜に刺激が与えられると起こる症状で、頭を強くぶつけたときに光を感じる現象と似た原理で起こると考えられています。

主な原因は、加齢による後部硝子体剥離

また、網膜裂孔や網膜剥離、強度近視、過度のストレス・疲労など、飛蚊症を引き起こすトラブルが原因になっていることもあります。

加齢が原因であれば心配ありませんが、飛蚊症と同じ硝子体や網膜に関連する病気にかかっている可能性もあるので、異変を感じたらすぐに治療を検討しましょう

 

飛蚊症の治し方

飛蚊症は放置していても、消えるものではありません。

しかし、原因に合った適切な治療を受ければ、症状を緩和させることが可能です

次は飛蚊症の治し方を原因別に紹介します。

 

生理的な原因の場合

生理的な原因による飛蚊症は、基本的に治療の必要はありません

しかし、日常生活に支障をきたすほど症状が強い場合は「ビトレオライシス」というレーザー治療も受けられます

この治療はレーザーを使って硝子体内の濁りを取ったり、浮遊物を蒸発させたりするもので、手術と比べると目に悪影響が出るリスクが少ないのが特徴。

1回15分〜20分の治療である程度の効果が期待でき、入院の必要や痛みなどもないため、忙しい社会人や学生でも気軽に受けられます。

しかし、保険の対象外になるケースが多く、費用は病院によっても異なりますが、片目で10万〜20万円、両目なら20万〜40万円ほどと高額。

もちろん診察や相談であれば保険の範囲内でできるので、飛蚊症を改善したい、治療が必要なのか知りたい方は、まずは眼科医に相談してみることが大切です。

 

病的な原因の場合

病的な原因による飛蚊症は病気に合った治療を進め、根本的な原因を解消するのが基本です。

網膜裂孔であればレーザーを使った治療が、網膜剥離や硝子体出血であれば硝子体手術などが一般的

ぶどう膜炎や感染症では主に炎症を抑える薬や、菌を抑制する薬を使った投薬治療がメインです。

手遅れになってしまうと失明する可能性がある病気もあるので、病的飛蚊症の可能性があると感じたらすぐに眼科を受診しましょう。

 

飛蚊症の予防効果が期待できるルテインとは

ルテインとはβカロテンやリコピンなどが有名な、カロテノイドの1種です。

目の奥にある黄斑部と、レンズ部分の水晶体に存在する抗酸化物質で、ブルーライトから目を守ったり、有害な紫外線を分解したりする機能があるといわれています。

さらに、優れた抗酸化作用により活性酸素も減らしてくれるなど、飛蚊症の原因となるものから目を守る、重要な役割を担っているのです

ルテインは食べ物やサプリを使って摂取した場合でも一定の効果が期待できるとされ、近年では飛蚊症の予防にも役立つ栄養素として注目されています。

特に予防効果を期待できるのは、ストレスやスマホの見すぎによる生理的飛蚊症の場合です

抗炎症作用も併せ持っているため、硝子体混濁が出やすいぶどう膜炎の発症リスクを低減させる可能性があるともいわれています。

治療に役立つものではありませんが、飛蚊症を予防したいなら積極的に摂取するのがおすすめです。

 

飛蚊症予防にルテインを摂取してみよう

ルテインは、ほうれん草や小松菜、ケールなどに含まれる栄養素です。

しかし、飛蚊症予防時の推奨量の6mg〜10mgを毎日摂取するためには、ほうれん草で150g、小松菜で100g前後、ケール30g以上を食べ続ける必要があります。

さらに積極的に予防するなら、それぞれ倍以上の量が必要です。

週1日〜2日ほどであればクリアできそうですが、毎日となると難しく感じてしまう方も多いのではないでしょうか?

そこでおすすめなのが、手軽に推奨量以上のルテインを摂取できるセリー状サプリ朝のルテインです。

この「朝のルテイン&ブラセンタ」は高品質(フローラグロールテイン)かつ、吸収にも優れたルテインを40mgも配合

こだわりのマンゴー風味に仕上げられているので、美味しく続けられます。

また、アンチエイジングや細胞の修復などの効果が期待できるプラセンタエキスが6000mg配合されているのもポイント

飛蚊症を予防したいなら、ぜひサプリも取り入れて、効率良くルテインを摂取してみましょう。

 

飛蚊症の症状は自然に改善する?悪化させないためにできる対策を紹介

飛蚊症になると視界に黒い点が現れたり、糸くずのようなものが浮かんでいるように見えたりします。

「放っておけばそのうち自然に治るかも?」と考えている人は、注意が必要かもしれません。

この記事では飛蚊症の症状や、悪化させないためにできることを紹介します

 

飛蚊症の症状とは?

飛蚊症になると、次のような症状が現れます。

  • 視界に虫やアメーバのようなものが浮かんで見える
  • 目の前に黒い点があり、範囲が大きくなっている
  • 視野が部分的に欠ける
  • 視力が急激に落ちる

人によって視界に見える浮遊物の大きさや形、数は違いますが、まばたきをしたり目をこすったりしても消えることはありません。

目の前に浮かぶ虫のようなものや黒い点などは、目線を変えても追いかけてくるように感じます

また青空を見たり、白い壁や明るい場所を見たりしたときに現れやすく、暗い場所では気にならなくなるという特徴も。

ただし、自分では「ただの飛蚊症だろう」と思っていても、早期治療が必要な病気が隠れている可能性もあります。

いずれかのような症状が現れた場合は自己判断せず、早めに眼科医に相談するのがおすすめです。

 

飛蚊症は網膜剥離の初期症状?

飛蚊症は、網膜剥離の初期症状として現れることがあります。

網膜剥離の初期症状には、光があたっていない場所で視界に稲妻のような閃光がはしったり、チカチカとした光を感じたりする光視症を自覚するケースも

初期の場合はレーザー治療によって治ることが多く、通院治療で治すことも可能です。

網膜剥離が進行すると、視界にカーテンがかかったように暗くなって見えにくくなり、視力が急激に落ちていきます

このレベルまで悪化してしまうと、できるだけ早く手術をする必要があるでしょう。

網膜剥離の手術には入院が伴うことも多く、術後はしばらく行動が制限され、退院後も定期検査を受けることになります。

放っておいたり処置が遅れたりすると失明することもあるので、飛蚊症や光視症を自覚した際には早めに検査を受けることが大切です。

 

その他の病的飛蚊症

網膜剝離以外にも、飛蚊症の原因となり得る病的な症状は数多くあります。

見逃さないよう、該当する症状がないかチェックしておきましょう。

 

硝子体出血

硝子体出血とは、網膜血管などからの出血が硝子体内に入り込んだ状態のこと

打撲などの外傷や、高血圧、糖尿病などの病気によって引き起こされることがあります。

硝子体出血による病的飛蚊症の場合、時間の経過とともに症状が良くなったように感じますが、ここで安心するのはまだ早いです。

目の異常を引き起こしている元凶が治ったわけではないので注意してください。

出血が少なければ、視界に黒い小さな点のようなものが見える程度かもしれません。

しかし出血が多いと視界に墨のような影が現れたり、視力が低下してきたりして、最悪の場合は失明するケースもあります。

 

後部硝子体剥離

病的飛蚊症の代表的な原因として、後部硝子体剥離が挙げられます。

後部硝子体剥離とは、網膜から後部硝子体が剥がれていく症状のことで、後部硝子体膜の一部が濁ってしまい、その影が飛蚊症を引き起こします

50代以降に老化現象として現れることが多い症状ですが、若くても強度近視の場合は比較的早く起こることもあり、人によって個人差があるでしょう。

すぐに症状が悪化するものではありませんが、後部硝子体剥離を放っておくと他の病気を引き起こすこともあるので注意が必要です。

 

強度近視

強度近視の人は後部硝子体剥離を引き起こしやすいと言われていて、その症状が飛蚊症として出てしまうこともあります。

放っておいても問題ないケースが多いですが、もし網膜の一部に穴が空いてしまう網膜裂孔だった場合は、網膜剥離に進行しかねません

網膜剥離の前兆として飛蚊症が出ている場合は、早めに治療を始めることが重要です。

「自分は強度近視だから」と放置していると、どんどん進行してしまうこともあります。

気になる症状が現れたら、決して自己判断をせず医療機関を受診しましょう。

 

感染症

病的飛蚊症は、感染症によって引き起こされることも。

感染症は目に物が刺さった際や、白内障や緑内障などの手術後に眼球内に細菌が繁殖して起こります

また肺に吸い込んだ真菌が目に回って発症するケースもあり、飛蚊症の症状以外にも、

  • 物がかすんで見える
  • 黒目が濁る
  • 目が痛くなる

など、どんどん悪化していくかもしれません。

感染症が原因になることは、頻度としては少ないものの、できる限り早めの処置が必要なので、早急に眼科の救急外来を受診しましょう。

 

ぶどう膜炎

ぶどう膜炎とは、網膜の外側にあるぶどう膜という部分に細菌やウイルスなどが侵入して炎症を起こす病気です

アレルギー反応によって慢性の炎症が起こることもあり、症状が強く出ているときに飛蚊症もひどくなることがあります。

飛蚊症の症状が続いた後に、視界が歪んで見えたり視力が落ちたりするケースもあるでしょう。

視界に見える黒い点が増えたり、影が大きくなったりする場合は特に注意してください。

ぶどう膜炎の炎症を抑えるには、内服薬や点眼薬などの適切な治療を受けることが重要です。

 

生理的飛蚊症

特定の病気が原因ではなく、自然現象によって生じるものを生理的飛蚊症といいます。

発症する要因の多くは、加齢による目の変化

目の中にある透明なゲル状の硝子体が時の経過とともに変化し、濁ってしまった部分の影が網膜に映ることによって、視界に黒い点のような浮遊物が見えてしまうのです。

症状はとても軽いケースが多く、ほとんど進行しないのが特徴として挙げられます。

眼の構造上発生しやすく、生理的に引き起こされるものなので、網膜に異常が見つからない限り特別な治療は必要ありません。

どうしても気になるのであれば、自費診療でのレーザー治療を受けることができるので、眼科で相談してみることをおすすめします。

 

生まれつきの飛蚊症

生まれつきの飛蚊症とは、母胎内で胎児の眼球が作られるときになくなるはずだった硝子体の血管が残ってしまうことで現れる症状です。

血管の残存が網膜に映ると、生理的飛蚊症と同様に黒い点や影などが見えてしまいます。

先天的な場合は健康な目にも現れるので、視力に問題がなく症状が進行していないのであれば、それほど心配する必要はありません

気になる場合は、定期的に眼科検診を受けておくと安心でしょう。

ただし黒い点の数が増えたり、大きくなったり、かゆみを伴うような場合は、他の病気が隠れている可能性があるので、すぐに医療機関を受診してください。

 

飛蚊症が自然に改善した人はいる?

飛蚊症の症状に悩んでいる人の中には「治したいけれど、どうすれば良いのか分からない」「自然に改善した人はいる?」と考えている人も多いはず。

ここでは、飛蚊症を改善させる方法についてチェックしてみましょう。

 

慣れることはあっても消えることはない

飛蚊症の症状は、慣れることはあっても自然に消えることはありません。

最初は違和感があっても、慣れてくると次第に気にならなくなる人が多いです。

「放っておいたら自然に消えた気がする」「治ったようだ」と感じる場合は、症状が改善したのではなく、自分自身が飛蚊症の症状に慣れてきた可能性が高いでしょう

自己判断で放置するのは危険なので、まずは医療機関で診てもらうことをおすすめします。

 

病気が原因の場合は治療が必要

飛蚊症の原因は加齢などの生理的なケースが多いとされていますが、網膜剥離や硝子体出血などの病気が原因の場合には早急に治療が必要です。

病気によって治療法は異なり、点眼や網膜光凝固術などのレーザー治療、硝子体手術などの手術が行われます

「目を治療するのは怖い」「病院に行くほどではないだろう」と放置していると、網膜剥離などの重大な病気が進行して、視力を失ってしまうかもしれません。

見えにくくなってから手術をしたとしても、元の視力には戻らないケースもあります。

初期症状として飛蚊症が現れる病気には、早期治療が何よりも大切です。

「黒い浮遊物の数が増えた」「視力が落ちてきた気がする」という場合は、すぐに眼科を受診しましょう

 

飛蚊症の症状を悪化させないためにできることは?

飛蚊症そのものに対する治療は少ないので、今より悪化させないことが大切です。

日々のちょっとした習慣や心がけで、目の健康を守ることができるかもしれません

それでは最後に、飛蚊症の症状を悪化させないためにできることを紹介します。

 

紫外線から目を守る

飛蚊症の症状を悪化させないためには、紫外線から目を守ることが大切。

紫外線が網膜から目に入ると、硝子体中に活性酸素が発生してしまい、目の老化が進む原因になります

若いときには網膜にあるルテインという抗酸化成分が活性酸素を除去してくれるのですが、年齢を重ねることで次第に減少し、目のタンパク質や脂質の酸化が進行してしまうのです。

たとえ若くても、環境の変化などによって生理的飛蚊症を引き起こす可能性は十分にあります。

年齢に関係なく、外出時にはサングラスを着用して紫外線から目を守るなどの対策を心がけましょう。

 

目を疲れさせない

目を疲れさせないことも、飛蚊症を悪化させないために意識したいポイントです。

仕事で1日中パソコンの画面を見ている人や、長時間スマホを使うことが多い人は、眼精疲労が溜まっているかもしれません。

目の疲れが蓄積されると、年齢にかかわらず飛蚊症の症状が現れる可能性があります

一定時間画面を見ない時間を作ったり、休日はデジタルデトックスとしてパソコンやスマホ、ゲームから離れたりして、適度に目を休めるようにしてみましょう。

 

食事やサプリメントで栄養摂取する

飛蚊症を悪化させないためにも、目の健康に良いとされる栄養を食事やサプリメントで摂取しましょう。

日頃から栄養バランスの良い食事を意識するのは、とても大切なことです。

「これを食べれば飛蚊症が治る」という食べ物はありませんが、目の健康を考えるのであれば、目の機能をサポートしてくれるルテインなどが含まれた食材がおすすめ

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれているので、ぜひ意識して食べてみてください。

「食事だけで栄養を補うのは難しい」「もっと手軽にケアしたい」という場合は、サプリメントを摂取するのも1つの手です。

 

ルテインは飛蚊症予防の効果が期待できる!

加齢などが原因の生理的飛蚊症は、慣れることはあっても自然に改善することはありません。

病気が原因の場合は治療が必要なので、自覚症状がある場合は一度医療機関を受診しておくと安心ですよ。

症状を悪化させないためには、紫外線から目を守り眼精疲労を溜めすぎないことが大切です。

また、目の健康に良いとされる栄養素「ルテイン」を摂取することでも、飛蚊症予防の効果が期待できると言われています。

ルテインは1日あたり6~10mg程度摂取するように推奨されていますが、食事だけで毎日補うのは大変でしょう。

そこでおすすめなのが、サプリメントを活用することです。

「朝のルテイン」なら、人参77本分にもあたる40mgのルテインがたっぷり配合されています(1回あたりの配合量)。

目の健康を守る習慣として手軽にルテインを摂取したいなら、サプリメントを始めてみてはいかがでしょうか?

 

飛蚊症(ひぶんしょう)は目の病気のサイン?チェック方法や検査・治療を解説

異物が視界に写ってしまう「飛蚊症」

気になる症状があるけれど、特徴やチェック方法を知らないので判別できないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、飛蚊症の特徴やチェック方法、検査・治療についてを紹介します

 

飛蚊症(ひぶんしょう)とは?

「飛蚊症(ひぶんしょう)」とは、明るいところや白いものを見たとき、目を細めたときに、糸くずや虫のような浮遊物が見えてしまう症状です。

視線を動かすとわずかに遅れて付いてくるのが特徴で、目の大部分を占める「硝子体」が濁ること(硝子体混濁)が関係しているとされています。

基本的に生理的な要因が引き金となって発症するものなので、症状が出たからといって過度に不安がる必要はありません。

しかし、急に浮遊物が増えた、視界の歪みや欠け、痛みなどの症状が同時に出た場合は、早急に治療しなければならない病気が原因の可能性があります。

そのため、ただの飛蚊症と侮らずに、目の異変を感じたらすぐに眼科を受診しましょう。

 

目の病気が原因の飛蚊症

飛蚊症を引き起こす、代表的な目の病気がこちらです。

  • 網膜剥離
  • 硝子体出血
  • 後部硝子体剥離
  • 強度近視
  • 感染症
  • ぶどう膜炎

「網膜剥離」は目を覆う網膜が硝子体から剥がれてしまう病気で、浮遊物が見えるほか視力低下や視野の欠けなどの症状が出ます。

「後部硝子体剥離」は網膜剥離と同じく、目の奥の網膜が硝子体から剥がれる病気。

こちらは他の病気を引き起こすリスクがあるものの、加齢による生理的要因に近い病気なので、定期的に眼科を受診していれば大きな病気のリスクは避けられるでしょう。

硝子体内で出血が起こる病気が「硝子体出血」で、視界に墨汁のような液状のものが見えるのが特徴です。

「強度近視」は字の通り特に強い近視のことで、目の形が楕円形に変形し、硝子体と網膜に関連する病気を引き起こしやすい状態といわれています。

細菌やウイルスなどが原因の病気が「感染症」と「ぶどう膜炎」で、炎症による硝子体混濁や目の痛み、充血などを引き起こします。

後部硝子体剥離や硝子体出血、強度近視はリスクが低いといわれていますが、その他の病気は失明のリスクがあるので、違和感を覚えたらすぐに受診するのがおすすめです

 

生理的な原因の飛蚊症

飛蚊症の多くは、生理的な原因によるものです。

特に多いといわれているのが、加齢による目の老化

歳を重ねると多くの人が硝子体と網膜の間に液体が溜まったり、硝子体が濁りやすくなったりするため、浮遊物も見えやすくなります。

また、過度のストレスや紫外線によって発生した活性酸素により硝子体が濁り、浮遊物が見えてしまうといったケースも。

どの要因も生理的な自然現象なので、生活に支障が出ていなかったり、他の症状がなかったりする場合は、むやみに心配する必要はないでしょう

 

生まれつきの飛蚊症

硝子体内の血管が残っていることにより発症するのが、生まれつきの飛蚊症です。

本来は生まれる前に全て消えるものですが、生まれた後も残ってしまうと浮遊物として視界に写ってしまいます。

特徴は、若い人や健康な人でも飛蚊症を感じてしまうこと。

そのため、10代の時期から飛蚊症を感じている場合や、定期検診で異常がない20代の若い方は、こちらのタイプである可能性が高いといえるでしょう

体調や病気、加齢などによるものではないため、症状がひどくない場合はそのまま放置しても大丈夫なケースが多いです。

 

飛蚊症の見え方をチェックするには?

飛蚊症の原因を把握したら、次は簡単なセルフチェック方法を試してみましょう。

簡易的なチェックのため正確性はやや劣りますが、浮遊物の有無だけであれば十分に確認できます。

また、目の病気があるかを一緒にチェックできるので、眼科に行くべきか迷っている方にもおすすめです。

次は、飛蚊症の見え方から、硝子体の濁りに関連する病気までを簡易的にチェックする方法を紹介します。

 

飛蚊症の症状でチェック

手軽に症状の有無をチェックしたいなら、飛蚊症特有の見え方と照らし合わせるのがおすすめです。

代表的な浮遊物の見え方がこちら。

  • アメーバ状
  • ドット状
  • 糸くず状
  • リング状
  • 虫状

白い壁紙や紙、青空などを見たときにこれらの形の浮遊物が視界に写り込んだ場合は、飛蚊症の可能性があります。

併せて、目を動かすとゆらゆらと動きながら目の動きを追ってくるかチェックすると、より正確です。

また、以下のような症状を感じている場合は要注意。

  • 目の動きと浮遊物の動きが完全に連動している
  • 黒い点や浮遊物の量が増えてきた
  • 暗い場所で光を感じる
  • 視野の一部が欠けている

この場合は、目の病気が原因で飛蚊症になっている可能性があるので、次に紹介する「アムスラーチャート」を使ったチェックや眼科での検査を利用しましょう。

 

アムスラーチャートでチェック

「アムスラーチャート」とは網膜剥離をはじめとする、目の病気の簡易検査に使われるものです。

以下の手順でチェックしてみましょう。

  1. まず片目を閉じ、30cmほど離れた位置から中央の点を見つめます。
  2. 中央の点を見たら「線が歪んで見える」「一部が黒くなっている」「点の周囲が不鮮明」などの症状があるかチェックしましょう。
  3. もう片方の目も同様にチェックしたら、アムスラーチャートを使ったチェックは完了です。

中央の点を見たときに先ほど紹介した症状がなければ、生理的な飛蚊症の可能性が高いでしょう。

逆に症状を感じた場合は目の病気の可能性があるので、すぐに眼科を受診するのがおすすめです。

あくまで簡易的な検査なので、チェック時に異常がなくても病気特有の症状が出ている、浮遊物が増えたなどの自覚症状がある場合は、必ず眼科を受診しましょう。

 

飛蚊症の検査方法は?

飛蚊症の検査は「眼底検査」という、検査方法を使うのが基本です。

眼底検査とは特殊な目薬や部屋の暗さを使って瞳孔を広げ、検眼鏡という機器を使って網膜の状態を調べる検査方法。

この検査をすれば、飛蚊症が病的な原因のものか、生理的なものか判別できます。

また、網膜剥離や硝子体出血といった飛蚊症を引き起こす病気以外にも、緑内障や黄斑変性症などの目の病気の有無を調べられるのもポイントです。

数分ほどで終了するほか、痛みもない検査なので目に違和感を覚えている方は受けてみてはいかがでしょうか

 

飛蚊症の治療方法は?

チェック方法や検査方法の次は、飛蚊症の治療方法を確認していきましょう。

治療方法といっても眼科医の判断や患者の希望、原因などによっても変化します。

病気が原因の場合は医師の判断で進められますが、生理的要因のものは複数の治療法があるので、ベストなものを選ぶためにそれぞれの内容を知っておくのがおすすめです。

 

経過観察

生まれつき・生理的要因による飛蚊症で、特に問題がない場合は経過観察が基本です。

時間と共に浮遊物が消えることはありませんが、基本的に治療の必要はなく慣れである程度解決できるので、多くの病院では経過観察を勧めています。

加齢性の網膜の剥がれや強度近視など、他の病気が起こりやすい状態と診断された場合は、目の病気にかかるリスクがやや高いので、定期的に眼科を受診しましょう。

 

レーザー治療

比較的低リスクで飛蚊症を治療できるのが、レーザーです。

浮遊物の原因となる物質に特殊なレーザーを照射し分散させる治療法で、痛みを伴わずに一定の効果が期待できるのが特徴。

治療の時間も短いので、忙しい社会人や学生でも受けやすいでしょう。

しかし、保険が適用にならないケースが多く、病院によっても異なりますが、治療費は10万円〜40万円ほどと高いです。

さらに複数回受けた場合には、回数分の費用がかかってしまいます。

そのため飛蚊症が日常生活に支障があるほど酷く、予算にも余裕がある方向けの方法ともいえるでしょう。

 

硝子体手術

硝子体手術とは、硝子体の濁りを直接除去する治療方法です。

外科的な手術に分類されるもので、飛蚊症の場合は局所麻酔を使った後に、専用器具を眼内に挿入し部分的に硝子体を切除します。

浮遊物の原因を直接除去するため安定した効果が期待できますが、網膜剥離や白内障、感染症にかかるリスクがある、小さな混濁が残る場合があるなどデメリットも多いです。

また、若い世代への手術には目の調節機能を損なうリスクもあるので、多くの病院では若い世代への手術は勧めていません。

手術の費用も50万円以上と高額なので、基本的にほかの治療法を選ぶ方が多いでしょう。

 

原因となる病気の治療

病気が原因の病的飛蚊症の場合は、原因となる病気の治療を進めるのが基本です。

網膜剥離の初期や網膜裂孔であればレーザー、症状が進んだ網膜剥離の場合は手術で治療します。

硝子体出血は時間と共に改善するため経過観察の場合が多いですが、1ヶ月以上血液が残り続けている場合は硝子体手術。

炎症を伴うぶどう膜炎や感染症は、点眼薬や注射、薬などを使って治療します。

直接的に飛蚊症を治療するわけではありませんが、原因となる病気を治すことで改善を期待できるので、病気の可能性があるならすぐに眼科を受診しましょう

 

飛蚊症を改善する食べ物やサプリメントはある?

飛蚊症そのものを改善する食べ物や、サプリメントはありません。

しかし、予防効果を期待できるもの、目の機能をサポートして予防につなげられる可能性があるものは、いくつか存在します

もちろん医薬品や医療のような効果はありませんが、ある程度の効果は期待できるので、気になる方は毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

次は飛蚊症の予防効果が期待できる、食べ物やサプリメントを紹介します。

 

飛蚊症におすすめな食べ物

飛蚊症改善に効果が期待できると、近年話題になっているのがパイナップルです。

台湾の研究チームが発表した論文によると、3ヶ月間昼食にパイナップルを100g〜300g食べ続けたグループに改善の傾向が見られたそう。

また、量が増えるほどに効果が現れやすいという傾向があり、100g食べたグループよりも300g食べたグループのほうが効果を感じた人が多いという結果になりました。

この結果を生み出す要因となったと考えられる物質が、パイナップルに含まれる「ブロメライン」

ブロメラインにはタンパク質を分解する効果があり、この分解効果が目の濁りの解消に役立ったと論文で述べられています。

しかし、こちらは試験的な調査なので科学的な根拠としては弱く、詳しい原理も分かっていないため確実に改善できるかは不明です。

もちろんパイナップルを食べるだけで、効果を実感できる可能性もあるので、気になる人は試してみてはいかがでしょうか?

参考元:Pharmacologic vitreolysis of vitreous floaters by 3-month pineapple supplement in Taiwan

 

飛蚊症におすすめなサプリメント

飛蚊症の予防が期待できる、おすすめのサプリメントが「ルテイン」です。

ルテインとは、ほうれん草やモロヘイヤ、小松菜、ケールなどに含まれるカロテノイドの1種で強い抗酸化作用を持っているのが特徴。

目の中の水晶体や黄斑部にも存在する物質で、眼内ではブルーライトや紫外線から細胞を守り、活性酸素を減らす役割を担っています。

食べて摂取しても一定の効果が期待できるので、活性酸素が原因の生理的飛蚊症の予防に役立つ栄養素として注目されている栄養素です

しかし、野菜が不足しがちな現代人の食生活では、積極的な予防に必要な量を毎日摂取するのは簡単ではありません。忙しい社会人や学生なら尚更でしょう。

そんな忙しい方におすすめなのが、必要な量がしっかりと含まれたルテインのサプリメントです。

サプリメントを使えば野菜不足が気になる方でも、手軽にルテインを摂取できます。

飛蚊症を予防したい、目の健康維持に役立てたいなら、ぜひサプリを活用して効果的にルテインを摂ってみてはいかがでしょうか

ただし、同じルテインでも原料の品質や安全性に差があるので、しっかり確認しましょう。

 

その他の飛蚊症予防や対策は?

食べ物やサプリメント以外の予防法や対策を知って、飛蚊症を予防したいという人も多いでしょう。

完全に予防するのは難しいですが、いくつかの予防法を実践すれば、発症リスクを抑えることも可能です。

最後に飛蚊症の予防法や、目の健康を維持するコツを紹介します。

 

目をしっかり休ませる

眼精疲労は飛蚊症の要因になるだけでなく、目の健康を損ねる原因にもなるものです。

目の健康を守り快適に毎日を過ごしたいなら、目をしっかり休ませる時間を作ることを習慣にしましょう。

特におすすめなのが、就寝の2時間ほど前からパソコンやスマホのディスプレイ、テレビなどを見ないようにすること

シンプルな方法ですが、目を酷使する時間が減り、疲れ目の解消に役立つ睡眠の質も向上させられるでしょう。

また、ディスプレイを見て作業することが多いなら、1時間ごとに軽い休憩を挟んだり、適度に身体を動かしたりするのもおすすめです。

 

紫外線を避ける

飛蚊症の予防には、目の紫外線対策をするのもおすすめです。

紫外線対策をするだけでも活性酸素が発生する量を減らすことができるので、活性酸素が原因となる飛蚊症を予防しやすくなります。

やり方は、UVカット効果のあるサングラスやメガネを使って目を保護するだけ

UVカット率が高く、周囲の状況を確認しやすい色合いのものを使うと、効果的に紫外線を避けられるでしょう。

アウトドアが好きな方や、日差しの強い場所で仕事をする方は目を守るためにも導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

飛蚊症の予防ならルテインの摂取がおすすめ!

視界にアメーバ状のものや、虫状の浮遊物が写り込んでしまう飛蚊症。

病気が原因や先天性のもの、加齢だけでなく、過度のストレスや紫外線といった生理的な要因でも起こってしまう症状です。

できるだけ飛蚊症になるリスクを減らしたいなら、ルテインが手軽に摂取できるゼリータイプのサプリ朝のルテインがおすすめ。

ルテインの含有量が1日分で40mgと、積極的な予防に必要な量20mgよりも多く含まれているため、手軽にルテイン不足を解消できるでしょう。

加えて、高品質で体内に吸収されやすいルテインを使用しているので、安心して召し上がれます。

おいしいマンゴー風味仕立てなので、続けやすいのもポイントです。

飛蚊症を予防して毎日を快適に過ごしたい方は、ぜひサプリをプラスして、効果的にルテインを摂取してみてはいかがでしょうか

 

ルテインの含有量が多い食品(野菜・果物)12選!1日の摂取量目安とは

目の健康を気にしている方にとって、ルテインはおなじみでしょう。

ですが、どのような食品に含まれているのかはよく知らないと言う方は多いのではないでしょうか。

この記事では、特にルテインを多く含む食品(野菜・果物)を紹介します

あわせて摂るのがおすすめのゼアキサンチンについても説明します。

 

ルテインとは

まずは、知っている方も改めて、ルテインの基本情報を確認してみましょう。

 

目を守る!ルテインに期待できるメリット

ルテインは黄もしくは赤の色素成分である「カロテノイド」のうち、キサントフィル類に分類される黄色の天然色素です。

ルテインといえば「目を健康に保つ作用」ですが、なぜそれが期待できるのかというと、「抗酸化作用」を持つからです。

ルテインは、目の中でも、カメラでいうレンズにあたる「水晶体」と、網膜の中でも中心に位置し、フィルムにあたる「黄斑部」に存在します。

目が日光や紫外線、さらに最近はつとに浴びる人が多いであろうブルーライトなどの光刺激にさらされると、活性酸素が発生して、老化の進行スピードが早まります。

ルテインは、抗酸化作用をもって、活性酸素を取り除いたり、発生を抑制したりするのです

加齢によって罹患しやすくなる加齢黄斑変性症白内障といった疾患は、歳を重ねると共にルテインが減少することにも関連するといわれています。

 

加齢黄斑変性症について詳しくはこちら

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ルテインは食べ物やサプリで摂るしかない

ルテインは体内で産生できないため、外から取り入れるしかありません

特に、紫外線やブルーライトを浴びる機会が多い方には、ルテインを含む食べ物や、ルテインが配合されたサプリメントで摂取することをおすすめします。

 

【含有量順】ルテインを多く含む食品(野菜・果物)12選

ルテインを含む食品は特に野菜や果物に多いです。

ここでは、ルテインの含有量の多い野菜・果物を12種類紹介します。

※含有量はすべて100gあたり

※参考文献 Mangels AR et al., J. Am.Diet. Assoc., 1993、Quantitation of Carotenoids in Commonly Consumed Vegetables in Japan

 

ケール

ルテイン含有量:約22.0mg

ケールは数ある食品の中でもルテインを多く含む野菜です。

ケールというと、苦い青汁が思い浮かぶかもしれませんが、今では苦味を抑えた飲みやすいタイプも販売されています。

ケールには、ビタミンC・ビタミンE・食物繊維・カルシウム・葉酸など、実にさまざまな栄養素が含まれており、目に限らず全身の健康をサポートする食材としておすすめです。

 

モロヘイヤ

ルテイン含有量:約13.6mg

モロヘイヤもルテイン含有量が多い野菜です。

葉を取ってサッと茹でて刻めば、ネバネバになるのが特徴。おひたしでもスープでも美味しくいただけます

モロヘイヤはビタミンA・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKと豊富なビタミンが摂れるのも特徴。β-カロテンやカルシウムもふんだんに含まれています。

 

ヨモギ

ルテイン含有量:約11.3mg

草餅や天ぷらでおなじみのヨモギ。食用だけでなく、万能薬として昔から重宝されてきました。お灸のもぐさもヨモギなんです。

ヨモギにもルテインが含まれているのを知っている方は少ないかもしれませんね。

 

小松菜

ルテイン含有量:約7.60mg

ルテインというとほうれん草を思い浮かべる方は多いでしょう。

ですが、同じ葉物野菜の小松菜の方がルテインの量は多いです。

カルシウムもほうれん草の5倍も含まれていますおひたしにすれば手軽に食べられます。

 

ほうれん草

ルテイン含有量:約4.50mg

ルテインといえばほうれん草という方は多いかもしれませんが、ケールやモロヘイヤに比べると含有量はかなり少ないです。

とはいえ、使い勝手のいい野菜なので、毎日の食事に取り入れたいところです

おひたしだけでなく、彩りも兼ねてグラタンやキッシュに入れたり、ベーコンと一緒にバターでソテーしたりしても美味しいですね。

 

ブロッコリー

ルテイン含有量:約2.00mg

ブロッコリーには、ルテインと同じく抗酸化作用を持つビタミンCが100g中160mgも含まれています

茹でてマヨネーズをつけるシンプルな食べ方でも、十分おいしく食べ応えもあるのが嬉しいところ。

茹でたものを冷凍保存しておけば、スープに、お弁当の一品にと活躍します。

 

レタス

ルテイン含有量:約1.80mg

レタスのよいところは、生で食べられるので調理によって栄養を逃がさずに済む点です

ルテインだけでなく、塩分の摂り過ぎを防ぐカリウムやビタミンCも含まれているので、サラダで積極的に摂りたいところです。

 

グリンピース

ルテイン含有量:約1.70mg

嫌いな人が多い印象のグリンピース。パサパサしていて青臭いのが、嫌われる大きな理由のようです。

ですが、4〜6月の旬の時期にさやつきのグリンピースを購入して調理すると、ホクッと甘いグリンピースが味わえます。

ルテイン以外にも食物繊維やタンパク質、ビタミンなども含まれていて、小さいながら栄養豊富です

 

カボチャ

ルテイン含有量:約1.50mg

緑黄色野菜の王道「カボチャ」も、ルテインを含む食材です。

ほかにも「β-カロテン」も多く含みますが、緑黄色野菜由来のβ-カロテンは体に入ると必要な分だけ目の健康を守る作用が期待できるビタミンAに変換されます

ビタミンCやEも含まれているので、積極的に摂りましょう。

 

乾燥プルーン

ルテイン含有量:約0.47mg

プルーンは別名「西洋スモモ」と呼ばれています。乾燥させたものに限ってプルーンと呼ぶ場合もあります。

日本でおなじみのスモモは「日本スモモ」ですね。両方ともバラ科サクラ属の仲間ですが、日本スモモが桃を小さくしたような形をしている一方、西洋スモモは楕円形をしています。

ルテインの他にも、プルーンには活性酸素を取り除くポリフェノールや、脂質・たんぱく質の酸化を抑制するビタミンA・Eが含まれています

抗酸化物質値は生よりも乾燥させた方が高いです。ビタミンAは生よりもドライプルーンの方が3倍近く多く含まれます。

なお、プルーンはブルーベリーの有効成分としておなじみのアントシアニンも含有しています。

アントシアニンは、網膜に映った映像を脳に伝達するロドプシンの再合成をサポートする役割を担っている成分です。

 

アボカド

ルテイン含有量:約0.26mg

ねっとりとした食感とクリーミーな味わいで、今やサラダの人気の具材になったアボカド。

アボカドの約20%は脂肪分ですが、そのうちの8割は悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぐ働きのある不飽和脂肪酸です

ルテインのほか、抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含むなど、屈指の栄養価の高さを誇るフルーツです。

 

人参

ルテイン含有量:約0.24mg

人参もルテインを含む野菜です。ジューサーにかけてジュースにすれば、一気にたくさんのルテインを摂取できます

β-カロテンやカリウムも含まれます。

 

ルテインは1日にどれくらい摂取すればいい?

ルテインは1日あたりどのくらい摂れば、眼の予防対策になるのでしょうか。

また、ルテインの摂り過ぎによる影響はあるのか確認してみましょう。

 

ルテインの1日あたりの摂取量目安

通常の予防対策としてのルテインの1日あたりの摂取目安量は6〜10mgです。

これは、ほうれん草2株分にあたります。

加齢黄斑変性症や白内障を積極的に予防したい年齢であれば、摂取推奨量として20mgを目安にするとよいでしょう

なお、厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(栄養所要量)の策定に関する基礎研究」では、1日あたりルテイン35mgほどの摂取は影響なしとしています。

また、国際連合食糧農業機関と世界保健機関の合同食品添加物専門家会議は、継続摂取しても人体に悪影響を与えないルテインの1日の許容摂取量は、体重1kgあたり2mgとしています。

体重が55kgの人なら1日110mgまで摂取しても問題ないという計算です

 

さらに詳しくチェック!

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ルテインの摂り過ぎ、合成ルテインに注意!

ルテインのサプリメントについては、あくまでも健康食品のため、必要以上に摂取しても即効性が上がるわけではありません。

摂り過ぎると副作用が起こる可能性も否定できないので、過剰摂取はやめましょう

また、ルテインの摂取量目安は食品や天然ルテイン配合のサプリからルテインを摂取した場合です。

サプリの中には、石油などを原料に作られた人工的なルテイン、いわゆる「合成ルテイン」を使用したものもあります。

この場合、継続摂取すると、目のかゆみや胸やけといった副作用が出るケースが報告されているため、摂取量を守っていてもリスクがあります。

そのため、サプリでルテインを摂るなら、マリーゴールドなどから抽出された天然由来成分のルテインを配合したサプリを選ぶようにしましょう

 

詳しくはこちら

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ルテインと一緒に摂取したい!ゼアキサンチンとは

ルテインと一緒に摂取するのがおすすめの成分がゼアキサンチンです。

ゼアキサンチンはルテインと同様、キサントフィル類のカロテノイドです。

ゼアキサンチンに期待できるメリットや、ゼアキサンチンが多く含まれる食物を紹介します。

 

ゼアキサンチンに期待できるメリット

ゼアキサンチンは、水晶体や黄斑部にルテインと共に存在します。

その黄斑部の中でも中心に多くあるのがゼアキサンチンで、その周辺にルテインが存在する形です。

ゼアキサンチンはルテインと同様、紫外線やブルーライトによる活性酸素の発生を抑制し、活性酸素の除去も行います

また、ルテイン・ゼアキサンチンの両方に、黄斑色素の密度を高める働きがあり、見る対象となっているものと、他のものや背景との見分けがつきやすくなる「コントラスト感度」を向上させる力があります

黄斑部では、存在する場所が微妙に異なるため、ルテインと共にゼアキサンチンも摂取するのが理想です。

 

ゼアキサンチンを多く含む食物

ゼアキサンチンは、ルテインを有するほうれん草やブロッコリーにも含まれていますが、両方を含有する食物は少ないです。

ゼアキサンチンを含む食材には下記のようなものがあります。

  • クコの実
  • パプリカ
  • トウモロコシ
  • パパイヤ
  • マンゴー
  • 鶏卵(黄身)
  • スピルリナ

これらをルテインを含む食材とあわせて摂るようにすると、眼を守る効果がより期待できるでしょう

 

ルテインとゼアキサンチンの摂取はサプリがおすすめ!

目の健康を守るなら、ルテインとゼアキサンチンをあわせて摂るのがおすすめですが、両方を一緒に摂れる食材は少ないです。

また、1日に摂りたい量をカバーするには、ほうれん草なら1日に2株食べなければなりません。積極的予防なら倍の4株です。これはハードルが高いのではないでしょうか。

国は1日に350g以上の野菜類を摂ることを勧めています。ですが、厚生労働省による令和元年の調査では、日本人(成人)の1日あたりの野菜の平均摂取量は男性が約290g、女性が約270gで目標に達していません

それだけ野菜を摂取することは現代の日本人にとって簡単なことではないのです。

 

実際に、野菜を満足に摂取しにくい状況にあるなら、手軽にルテインとゼアキサンチンを摂取できる、サプリがおすすめです

中でもおすすめは、天然由来成分かつ水溶性のルテインが配合された商品です。

ルテインは通常油溶性で、油を使った料理を食べた後に摂取することを推奨されますが、水溶性なら、油をわざわざ摂取することなく、効率的に体に吸収させることができます。

朝のルテインはまさにこのタイプで、マリーゴールド色素由来の成分で水溶性のルテイン、さらにゼアキサンチンが配合されています。

形状もタブレットやカプセルではなくゼリータイプで、おいしいマンゴー味です。

毎朝ツルッと食べるだけで、加齢黄斑変性症や白内障の予防対策になります

 

栄養成分表示は以下の通りです。

1本(20g)あたり

  • エネルギー 27kcal
  • タンパク質 0.38g
  • 脂質 0.02g
  • 炭水化物 6.4g
  • 食塩相当量 0.047g
  • ルテイン 40mg
  • ゼアキサンチン 2.4mg
  • プラセンタエキス 6,000mg(プラセンタエキス濃縮末400mg)

朝のルーティンにルテインとゼアキサンチンのサプリを加えませんか?

 

視界に黒い丸や点!飛蚊症、加齢黄斑変性の症状かも。原因、治療、予防法




視界に黒い丸があって消えない場合は、飛蚊症や加齢黄斑変性の可能性があります。

視界がクリアでないとQOL(生活の質)に大きな影響を与えるだけでなく、最悪の場合は社会的失明に陥ることもあります。目の健康のためには、日頃から目の疲労や老化を予防すること、目の病気の早期発見・早期治療に努めることが重要です。

この記事では飛蚊症や加齢黄斑変性の原因と治療法、予防法について詳しく解説します

 

視界に黒い丸が見える原因

ある日から視界に黒い丸が現れるようになったという方は以下が原因として考えられます。

 

飛蚊症

目の前に何もないのに、黒い影や糸状のものが見える症状です。

眼球内の主に硝子体というゼリー状の物質が何らかの原因で濁り、それが網膜に投影されることで視界に現れます。目線を動かすと、黒い影も共に移動するため、蚊が飛んでいるように見えることから飛蚊症と呼ばれています。

飛蚊症の見え方は人によってさまざまで、黒い点や糸くずのような浮遊物が見えたり、曖昧な輪郭の円が現れたりします。

なお、暗い所で光の線が走ったように見えたりする「光視症」は、飛蚊症とは区別されますが、飛蚊症と併発するケースが多いです。

 

加齢黄斑変性症

加齢黄斑変性は、網膜の中心に位置する黄斑部が何らかの原因で障害を受け、視覚に異常をきたす病気です。

黄斑は、ものの形状や色を認識したり、文字を読んだりするときに重要な役割を担っています。加齢黄斑変性では、視覚の中心部に歪みや黒い影などの視野欠損を生じます。視界の真ん中にぼんやりとした黒い丸が現れ、対象が見づらくなるようなことがあれば要注意です。

無治療のままでは矯正視力でも0.1以下しかない「社会的失明」に至ることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

 

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飛蚊症の原因

飛蚊症の原因は、大きく分けて加齢にともなうものと、ほかの病気に起因するものがあります。

 

生理的なもの(加齢)

目のなかはゲル状の硝子体で満たされ、硝子体は目の奥にある網膜と接しています。

しかし、加齢とともに硝子体が液化し萎縮すると、硝子体がしぼんで網膜から剥がれ、硝子体混濁、後部硝子体剥離が起こります。するとその部分にあった糸状の線維などが影になって網膜に映り、黒い糸や点のように見えます。

最初はうっとうしく感じるかもしれませんが、次第に気にならなくなります。加齢による飛蚊症は生理的飛蚊症とも呼ばれます

 

生まれつきの場合もある

生まれつきの飛蚊症というケースも存在します。

胎児の眼球が作られるとき、硝子体には血管が通っています。通常は眼球が完成すると、この血管は出産までの間に自然に消失します。

しかし、この血管や周辺の組織の一部が残存していると、生後も硝子体の濁りが残り、飛蚊症の症状が見られるケースがあります。

 

病気に起因

飛蚊症の症状が見られるとき、裏にほかの目の病気が隠れている可能性もあります。

 

網膜裂孔・網膜剥離

硝子体が網膜から剥がれるとき、均一に剥離するとは限りません。網膜に不均等に力がかかると、小さな穴が開くことがあります。これが「網膜裂孔(もうまくれっこう)」です。

網膜裂孔を放置していると網膜の裂け目から硝子体が入り込み、やがて「網膜剥離」を引き起こすケースがあります。網膜剥離に至ると著しい視力低下を招き、場合によっては視力回復が困難なこともあるので注意が必要です。

ちなみに、硝子体が黄斑からうまく剥がれず中心窩が裂けることを黄斑円孔といいます。

 

硝子体出血

網膜の血管がやぶれ、硝子体内に出血するものです。出血量が少ないと、飛蚊症と似たような症状が見られます

出血の程度が軽い場合、出血による黒い影は周辺に吸収されて薄くなっていきます。そのため治ったと思ってしまうこともありますが、血管の破れはそのままなので再発する可能性があります。ほかの病気と鑑別するためにも、異常を感じたら眼科を受診しましょう。

糖尿病や高血圧の人は、血管に負荷がかかりやすく出血しやすいため、注意が必要です。

 

ぶどう膜炎

網膜の後ろにある「脈絡膜」、水晶体の周辺に位置する「虹彩」や「毛様体」などをまとめて「ぶどう膜」と呼びます。細菌感染や免疫低下などが原因で、このいずれかに炎症が生じるのがぶどう膜炎です。

ぶどう膜炎になると、視力低下や目の痛みのほかに、飛蚊症と同じような見え方をすることがあります。疲れやストレスを感じているときに発症しやすいです

 

飛蚊症の検査方法・治療法

飛蚊症が疑われる場合は以下の検査を受け、結果によっては治療・手術をします。

 

眼底検査

飛蚊症には、生理的なもので経過観察でよい場合と、重大な病気の初期症状である場合があります。両者の鑑別のために、検眼鏡で網膜の状態を調べる眼底検査を実施します。

眼底検査の結果、後部硝子体剥離だけであれば、病気ではないので治療の必要はありません。しかし、網膜が引っ張られているような場合は、網膜裂孔や網膜剥離に移行したり、すでに進行していたりする可能性があるため、早急に治療しなければなりません。

 

網膜裂孔は治療、網膜剥離は手術が必要

剥離していない軽度の網膜裂孔であれば、レーザーを用いた光凝固法を行います。これは裂孔の周囲にレーザーを照射して糊付けするように固める治療で、孔を塞ぎ、網膜剥離へ移行するリスクを軽減します。

すでに網膜が剥離している場合は、手術が必要です。手術には、眼球の外側からアプローチする「強膜バックリング手術」と、眼球の内側から治療する「硝子体手術」の2種類があります。裂孔の位置や大きさ、進行度などに応じて、どちらの手術を行うかを決定します。強膜バックリング手術は軽症、硝子体手術は重症の場合の手術法です。

近年は技術の進歩により、網膜剥離を起こしても失明する可能性は低くなりました。しかし、治療が遅れると視力低下や視野欠損を招くので、早期発見・早期治療が重要です。

 

飛蚊症の予防法

飛蚊症は、生活習慣を是正すれば予防できます。飛蚊症の予防法を解説します。

 

目を疲れさせない

目の疲労が蓄積すると、硝子体が悪影響を受けて飛蚊症になることがあります。ぶどう膜炎を引き起こすケースもあるため、普段から目を疲れさせないようにしてください。

ブルーライトを長時間浴び続けることのないように、スマホやPCを使うときは、適度な休息を取ることを意識しましょう

 

目の老化を抑制する

加齢とともに、生理的な要因で飛蚊症になる可能性が高くなります。飛蚊症の予防や進行抑制のためには、体と同じように、目もエイジングケアが必要です。

老化は体内の酸化によって引き起こされます。目の老化予防には抗酸化作用があるルテインを多く含む緑黄色野菜やサプリメントの摂取がおすすめです。

 

加齢黄斑変性の原因

加齢黄斑変性の原因には、以下の3つが挙げられます。

 

加齢

その名の通り、加齢は加齢黄斑変性の大きな原因のひとつです。

加齢黄斑変性は、欧米で多い病気でしたが、最近はライフスタイルの変化と共に、日本人の患者も増えています

 

遺伝

加齢黄斑変性の発症に、遺伝が関与していることも明らかになっています。

家族に加齢黄斑変性の人がいる場合は、自分も発症リスクがあることを理解し、定期的に検査を受けるようにしましょう。

 

喫煙

喫煙は加齢黄斑変性のリスク因子のひとつです。

非喫煙者と比較すると、喫煙者は加齢黄斑変性を発症する確率が4~5倍高いという研究結果もあります。

 

加齢黄斑変性は2タイプ

加齢黄斑変性には、「萎縮型」と「滲出型」の2種類があります。

 

萎縮型

加齢にともない、網膜の組織が次第に萎縮し、黄斑の視細胞に障害を与えるタイプです。徐々に視力低下や中心部分の見にくさを感じるようになります。

有効な治療法が確立されていないため、生活習慣で予防に努めることが大切です。

 

滲出型

網膜の下に新生血管ができ、これがむくんだり出血したりして黄斑にダメージを与えるタイプです。

症状が急激に進行するのが特徴で、適切に治療しないと目に障害が残ってしまうこともあります。

 

加齢黄斑変性の検査方法・治療法

加齢黄斑変性の検査および治療法について解説します。

 

眼底検査

専用のカメラを用いて、網膜の萎縮や新生血管の有無、視神経などを観察する検査です。

眼科の検査の基本となるもので、眼底出血やむくみの有無などもわかります。

 

蛍光眼底撮影

蛍光色素が入った造影剤を用いて行う、確定診断のための検査です。

眼底に新生血管があれば、その部分に蛍光色素が確認できます。網膜の萎縮がある場合は、その部分がほかよりも明るく見えます。

 

光干渉断層計

眼底にレーザーを照射し、反射光を解析して網膜の断面図を描き出す方法です。

新生血管の形やサイズ、深さなどさまざまな情報が得られます。

 

滲出型の場合は治療が必要

滲出型加齢黄斑変性の場合は以下のような治療が必要です。

  • 抗VEGF療法:VEGFの働きを抑制する薬剤を使った硝子体注射で新生血管の退縮を促す
  • 光線力学的療法:薬剤を静脈注射した後、弱いレーザーを照射して、新生血管を壊す
  • レーザー光凝固:新生血管に強いレーザーを照射して焼き固める方法

 

眼科医の検査を受ける前に自己チェック!

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予防法

加齢黄斑変性は、生活習慣の見直しで予防することが可能です。

 

禁煙

喫煙者の方は、禁煙が加齢黄斑変性の予防につながります。

今すぐ禁煙するのは難しいかもしれませんが、少しずつ本数を減らしたり、禁煙外来を利用したりして、目の健康につなげましょう。

 

紫外線を避ける

紫外線を浴び続けると、網膜がダメージを受けて加齢黄斑変性を引き起こす可能性があります。

日差しが強いときは、サングラスで目を保護しましょう。

 

ルテイン・ゼアキサンチンを摂る

カロテノイドの一種であるルテインおよびゼアキサンチンは、黄斑部の色素を増やし黄斑部を守る働きがあります。

ルテイン・ゼアキサンチンは緑黄色野菜に多く含まれているので、毎日の食事で積極的に摂取するとよいでしょう。

 

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飛蚊症・加齢黄斑変性の予防にはルテインがおすすめ!

飛蚊症・加齢黄斑変性ともに予防効果が期待できるのがルテインです。

どちらも加齢により発症する確率が上がるものなので、早いうちからルテインの摂取を習慣化して、目の老化を防ぐことをおすすめします

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれますが、毎日十分な量の野菜を食べるのはなかなか大変です。そんなときは、サプリメントを使いましょう。

朝のルテインは、美味しく摂取できるゼリー状のサプリです。

普段、目が疲れるくらいPCやスマホ見る人も、ブルーライトを吸収するルテインを摂って目の健康を守りましょう。

 

目の健康を守るルテインの効果と副作用。サプリメントは合成・摂りすぎNG



目にいいものというとブルーベリーに含まれるアントシアニンを思い浮かべる方は多いかもしれません。ですが、目の健康を守る天然成分として、さらに注目されているのがルテインす。ルテインはサプリメントの形で手軽に摂取できる一方、合成品や過剰摂取による副作用には注意が必要です。

この記事では、ルテインの効果と過剰摂取による副作用などについて解説します

 

ルテインとは眼に多く存在するカロテノイドの一種

ルテインは、ほうれん草やケールといった葉物の緑黄色野菜など多く含まれるカロテノイドの一種です。β-カロテンに代表されるプロビタミンAカロテノイドと違い、体内でビタミンAに変換されないという特徴があります。

私たちの体の中では、特に目に多く存在しており、目の健康を守るために欠かせない栄養分です。

ちなみにほうれん草は油で調理済みの方が生のものよりもルテインが多く含まれます。

 

眼を老化から守る

活性酸素は眼の老化の原因といわれている物質です。ルテインには抗酸化作用があり、活性酸素を除去することによって、眼のアンチエイジングに貢献する可能性があります

活性酸素の有する強い酸化力は、本来、さまざまなダメージから身体を守る免疫の役割を果たします。しかし、加齢やストレスなどの影響で活性酸素が増え過ぎると、健康な細胞まで攻撃してしまい、身体の老化を早めてしまいます。

ルテインは、抗酸化作用によって過剰な活性酸素を取り除き、老化から眼を守るのです。

 

眼を有害な光から守る

ルテインには、眼精疲労やドライアイなどの原因となる紫外線やブルーライトなどの有害な光を吸収する働きがあります

ルテインはこの作用によって、角膜や水晶体(レンズ)、網膜がダメージを受けるのを防ぐのです。

 

ルテインに予防効果が期待できる眼の病気

ルテインには、さまざまな眼の病気の予防効果があるといわれています。

 

加齢黄斑変性症

「黄斑」は網膜の中心部にあり、ものの認識や色覚といった視機能の非常に重要な部分を担っています。

この黄斑部分が加齢とともにダメージを受け、眼の機能が低下する病気が加齢黄斑変性症(網膜変性症)です。加齢黄斑変性症を罹患すると、視野が欠ける・歪む、視力低下、色覚異常などの症状が現れます

加齢黄斑変性症は無治療の場合、社会的失明のリスクもある疾患で、欧米では後天性失明原因の第1位、日本では第4位です。高齢者に限らず40歳頃から定期的にセルフチェックをしたり、眼科検診を受けたりするようにしましょう。

黄斑色素量を増やす作用があり、加齢黄斑変性症予防効果が期待できるルテインを積極的に摂取して、早期発見と予防に努めることも必要です。また、網膜に酸化ストレスを与えるブルーライトを放つスマートフォンの使用を短時間に抑えることは加齢黄斑変性症のほか、スマホ老眼の予防にもつながります。喫煙者は加齢黄斑変性リスクが高くなるので、禁煙を目指しましょう。

 

白内障

白内障は、眼の水晶体が徐々に白濁する病気です。

眼の機能をカメラに例えると、水晶体はレンズに相当します。白内障になるとレンズの濁りにより、目がかすんだり、光が乱反射したりして見えにくくなるのです

白内障の治療では、生活に支障がない程度なら、予防も兼ねて進行を抑える点眼薬を使用します。症状が進行したら、濁った水晶体を除去して人工レンズを挿入する手術を行います。白内障は老化との関連が深く、加齢とともに多くの人がかかる疾患です。また、白内障のリスク因子には紫外線も挙げられます。

ルテインは黄斑部のほか、水晶体にも多く存在します。そのため、ルテインには抗酸化作用をもって水晶体の濁りを抑制し、白内障を予防する効果も期待できます。

 

飛蚊症

飛蚊症は、視野のなかに黒い虫のような物体が見える現象です。暗いところでは気になりませんが、明るいところでは視線を動かしても黒い影が消えません。

水晶体に光が入ると、その光は硝子体(しょうしたい)を通って網膜に映し出され、視神経を通してはじめてものとして認識されます。飛蚊症は、眼球内の硝子体の濁りによって起こります。本来、硝子体は透明のゼリー状の物質ですが、加齢などの影響で硝子体が濁ると、その陰が網膜に映し出されて黒い点のような物体として視野に現れるのです

また、硝子体は網膜とくっついていますが、年齢を重ねると硝子体が委縮し、網膜と離れてしまいます。すると、離れた部分が黒い点となって見えることもあります。

飛蚊症は老化にともなって現れることの多い病気です。ルテインは、目のなかの活性酸素を除去する作用を持つため、飛蚊症も予防できる可能性があります。

 

眼以外の健康で期待できる効果

ルテインは乳房、脳などにも存在し、眼以外の健康維持にも有益であると報告されています。ルテインに関する眼以外での研究結果を一部紹介します。

  • ルテインをはじめとするカロテノイドが、乳がんの発症抑制や予後の改善に寄与する可能性がある
  • ルテインの血中濃度が高いほど、動脈壁の厚さが薄いことから、動脈壁が厚くなるのを防ぎ、動脈硬化を予防する可能性がある
  • ルテインの摂取による記憶能力の向上が認められたことで、認知機能の改善が期待できる

このようにルテインは、目以外の病気の予防効果についても期待されています。今のところ眼に不安な症状がないとしても、摂取しておいて損のない成分です。

ルテインは体内で合成できないので、食事やサプリメントでしっかり摂取しましょう。

 

ルテインの許容摂取量と過剰摂取のリスク

いくら健康に良いといっても、過剰摂取は禁物です。

ルテインの適切な摂取量と、過剰摂取による副作用の可能性を理解しましょう。

 

JECFAは体重1kgあたり2mgまでは安全と報告

国連食糧農業機関(FAQ)と世界保健機構(WHO)の合同委員会である合同食品添加物専門家会議(JECFA)では、ルテインの1日の許容摂取量(継続して摂取しても人体に害がないとされる量)を体重1kgあたり2mgと設定しています。

例えば、体重50kgの人であれば、1日100mgまでルテインを摂取しても安全であるということです。

 

 

サプリメントは摂りすぎに注意

これはルテイン含有のものに限らずサプリメント全般にいえることですが、サプリメントは医薬品ではなく、あくまでも健康食品です。栄養補助食品とも呼ばれるように、食事からは摂りづらい栄養を効率よく摂取し、健康維持に役立てるためものです。

医薬品のような速効性を期待して、なかなか良い変化が見られないからと過剰に摂取してしまうと、思わぬ副作用が起こる可能性があります

適量を守って摂取することが大切です。

 

許容摂取量は天然の場合。合成ルテインは要注意

ルテインには、天然のものと合成のものがあります。前述したルテインの1日許容摂取量は、あくまでも天然ルテインの場合です

合成ルテインは副作用が出やすいという報告もあります。

 

合成ルテインが引き起こす可能性のある副作用

では、合成ルテインとはどのようなものなのでしょうか。

合成ルテインによって引き起こされる可能性のある副作用や注意点についても解説します。

 

合成ルテインとは

天然ルテインは、植物が含む天然成分由来のルテインで、主にマリーゴールドから抽出されます。副作用が基本的にないため安心して摂取できますが、精製に時間がかかるため、天然ルテインのサプリメントは比較的高価になります。

合成ルテインは、石油などを原料に人工的に作られたものです。天然ルテインと同等の作用が期待できるうえに安価で手に入りますが、一方、副作用が出るケースが報告されています。

 

副作用の症状

合成ルテインは、継続的な摂取により、以下の副作用が出る可能性があると報告されています。

  • 目のかゆみ
  • 胸やけ
  • 嘔吐

など

もちろん副作用の有無には個人差がありますが、合成ルテインを摂取すると、このようなリスクが伴うことを理解しておきましょう。

 

ルテインサプリはゼアキサンチン入りのものを

ルテインと同じく目の健康を守るために有効とされる成分に、ゼアキサンチンが挙げられます。

ゼアキサンチンの働きと期待できる効果について解説します。

 

ゼアキサンチンの効果

ゼアキサンチンは、パプリカやトウモロコシなどに含まれるカロテノイドの一種で、眼の黄斑部の中心付近に多く存在しています。

ルテインは黄色の色素成分ですが、ゼアキサンチンはルテインよりも赤色を帯びています。ゼアキサンチンはルテインとともに、ブルーライトを吸収する働きがあり、抗酸化作用も持つため、加齢黄斑変性症の予防に一役買います。

また、コントラストの感度を上げ、ものの形状を認識する力を向上させることも報告されています。

このように、ゼアキサンチンも目の健康には欠かせない天然色素なのです。

 

ルテインと補完関係にある

ルテインとゼアキサンチンは構造が似ていますが、吸収するブルーライトの波長が異なります。つまり、ルテインとゼアキサンチンがセットになると、よりブルーライトをカットできる可能性があります

このように、ルテインとゼアキサンチンは補完関係にあるため、セットで取り入れることが推奨されています。

 

ゼアキサンチンに副作用の報告はない

ゼアキサンチンに関してこれまで多くの臨床研究がされてきましたが、副作用は報告されていません。

先述したJEFCA(合同食品添加物専門家会議)の報告においても、ルテインとゼアキサンチンの1日許容摂取量は体重1kgあたり2mgとされています。これを越えない範囲での使用であれば、健康に害を及ぼす問題はないとみていいでしょう。

ゼアキサンチンは1日2mg以上の摂取が推奨されています。

 

副作用の心配なし!天然ルテインのサプリを取ろう

目の健康を守るうえで欠かせないルテインですが、合成ルテインの摂取による副作用には注意が必要です。安全性の高い天然ルテインが配合されたサプリを選びましょう

天然由来のルテインを摂取するなら、朝のルテインがおすすめ。

ルテイン、ゼアキサンチン、プラセンタを効率よく摂取できるゼリー状の美味しいサプリメント商品です。1日1本(内容量20g)を目安に毎日続けます。気になる方は製品情報を見てみてください。定期お届けなら配送料無料、1回あたり約1か月分の30本が届きます。通常お届けよりも価格もお得です。

目の健康のためにできる毎日の習慣として、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

栄養素「ルテイン」の1日あたりの摂取量目安。眼の健康を守る効果を紹介



「ルテイン」はカロテノイドの一種で、緑黄色野菜に多く含まれている天然色素です。眼や皮膚などに存在し、特に加齢とともにリスクが高まる眼の病気の予防効果があるとして知られています。

ルテインは体内で合成できないため、1日の目安量を知り、効率よく摂取することが重要です。

この記事では、眼の健康を守るルテインの効果と、1日あたりの摂取量の目安について解説します

 

栄養素ルテインとは

まずは、栄養素でもあるルテインの眼に対する効果について説明します。

 

黄斑部や水晶体に存在。抗酸化作用などの効果がある

ルテインはケールやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれている栄養成分です。オレンジや黄色を発する天然色素の一群、「カロテノイド」の一種で、皮膚や乳房、脳などに存在します。

その中でも特に多く存在するのが眼です。眼の構造をカメラに例えると、「水晶体」がレンズ、「網膜」がフィルムに相当します。網膜の中心にあり、ものを見るときに主要な働きをするのが「黄斑」です。ルテインは、この黄斑部分や水晶体に多く存在しています。

そして網膜、黄斑を保護するとされているのが「黄斑色素」で、黄斑色素濃度は目の健康状態を測るひとつの指針です。黄斑色素濃度は「黄斑色素光学密度(MPOD)測定」で調べられます。スコアが低いと加齢による黄斑変性リスクなどが上がります。
この黄斑色素濃度を高める作用があるといわれているのがルテインです。ルテインの摂取がリスク低減につながり、眼病予防になるのです。

ルテインには他にも老化のもととなる活性酸素を除去する力(抗酸化作用)や、紫外線やブルーライトなどの有害な光を吸収して眼を保護する働きがあります

ルテインは、加齢や生活習慣などによってリスクが増加する目の病気から、私たちの健康を守っているのです

ルテインと併せて、長時間の目の酷使による視覚機能の改善に役立つとされる「アントシアニン」を豊富に含む果実「ビルベリー」を摂るとより良いでしょう。

目の疲れの解消に効果的といわれるビタミンB群やビタミンC、ものを見るために必要不可欠なビタミンAもバランスよく摂取しましょう。

 

一日6mg~10mgの摂取が目安

ルテインの摂取量の目安は、1日6mg以上とされています。

また、1日10mgのルテインと、同じくカロテノイドの一種で黄斑部の中心窩に存在する栄養素「ゼアキサンチン」を2mg継続して摂取すると、黄斑の病気である「加齢黄斑変性」のような加齢性眼疾患のリスクが低下するという報告もあります

ルテインの摂取を考えている方は、まずは1日6~10mgを目安にするとよいでしょう。

ルテインは体内で合成できません。眼の働きを保護する重要な栄養素だからこそ、1日の摂取量目安を知り、意識して取り入れる必要があります。ルテインを6~10mg摂取するためには、緑黄色野菜の中でもルテインの含有量が多いほうれん草の場合でも、2株ほど食べる必要があります。

食品から摂るのはなかなか難しいという方は、ルテインが配合されているサプリメントを利用しましょう

 

ルテイン不足で起こる可能性のある目の病気

加齢によりルテインは減少します。

ルテインが不足すると、加齢黄斑変性や白内障などの目の病気になるリスクが高まります。

 

加齢黄斑変性

加齢などの要因で、視細胞と神経線維からなる網膜の中心部分に位置する黄斑が障害される病気です

黄斑は物や文字の認識、色の識別などに重要な役割を果たしている器官で、ここがダメージを受けると、以下のような症状が現れます。

  • 視野の中心が黒く見える、ゆがむ
  • 視野の一部が欠ける
  • 視力の低下
  • 色覚の異常

加齢黄斑変性の3大要因には、加齢、遺伝、喫煙が挙げられます。放っておくと最悪の場合、社会的失明状態となる可能性もあるので、見え方の自己チェックや定期的な眼科検診などで、日頃から気にかけておくことが大切です。

黄斑にはルテインが存在し、その抗酸化作用によって、活性酸素の増加を抑制しています。しかし、ルテインが不足すると、黄斑がダメージを受けやすくなり、加齢黄斑変性になるリスクが高くなる可能性があります

 

 

白内障

眼の水晶体は、物を見るときのレンズとして機能します。白内障は、この水晶体が白濁する病気です

曇ったレンズを想像するとわかりやすいと思いますが、白内障になると、視界に靄(もや)がかかったように見えたり、光が乱反射して見えたりします。

主な原因は加齢で「老人性(加齢性)白内障」と一般的に呼ばれます。

水晶体には前述の通り紫外線を吸収する役割があります。しかし、紫外線は水と反応すると活性酸素を発生させる性質を持ち、水晶体の構成物質であるタンパク質を酸化させてしまうのです。紫外線を浴び続けることによって水晶体は活性酸素のダメージを受け、やがて白く濁り、白内障を引き起こすというメカニズムです。

抗酸化作用のあるルテインは、眼の中では黄斑のほか水晶体にも多く存在します。ですが、加齢と共に減り、体内では産生できないため、摂取を怠ると白内障を発症するリスクが高まります。

白内障を発症した場合、点眼薬による治療や、濁った水晶体を取り除いて人工レンズを挿入する手術を受けることになります。点眼治療はあくまで症状の進行を抑制するのみなので、手術しない限り見え方が元に戻ることはありません。

白内障は老化現象のひとつなので、日頃からルテインの摂取などでアンチエイジングにつとめ、予防につなげるのが理想的です

同じく老化が原因で発症することの多い飛蚊症も、アンチエイジングで症状の悪化が防げる可能性があります。

老眼も同様です。

また、眼圧の上昇により、視神経が圧迫されて視野が欠損してしまう「緑内障」という疾患がありますが、ルテインの摂取で眼圧が下がったという情報も発表されています。

 

若くても注意!ルテイン不足で目の疲れがひどくなる可能性も

普段からパソコンやスマホの画面を長時間見ている人の中で、目の疲れに悩まされている方は多いでしょう。まばたきの回数が減るために起こるドライアイも目の疲れの原因です。

ほか、PCやスマホから出るブルーライトを長時間浴び続けると網膜にダメージを受け、それが目の疲れ、かすみの原因になるといわれています。ひどくなると睡眠障害を引き起こす可能性もあるのです。

ルテインはブルーライトを吸収する働きを持ちます。そのため、ルテインが不足すると目の疲れが悪化することも考えられます。逆にルテインをきちんと摂取すると疲れが改善するケースもあるということです。

ブルーライトをなるべく浴びないよう、PCやスマホを見る時間に制限をつけるなどの対策が必要ですが、仕事の関係などでそれが難しいという方もいるでしょう。

目の疲れが気になる方はルテインを意識して摂取してみることをおすすめします

 

ルテインの摂取量の上限

1日の摂取量の目安は先述の通り6~10mgですが、摂取量の上限はあるのでしょうか。

ルテインの摂取量の制限について、詳しく解説します。

 

厚生労働省による研究結果

2006年に厚生労働省から発表された「日本人の食事摂取基準(栄養所要量)の策定に関する基礎研究」によると、1日あたりルテイン35mg程度の摂取は問題ないという結果が出ています

健康な成人男性がほうれん草ピューレをルテインの合計量が35mgになるように1週間継続摂取するという試験が行われましたが、体への悪影響は見られなかったと報告されました。

なお、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)では、人体に害がないとされるルテインの1日の摂取許容量を、体重1kgあたり2mgに設定するという報告を2006年にしています。

つまり、体重60kgの人であれば、1日120mgまでルテインを摂取しても問題ないということになります

※日本人の食事摂取基準(栄養所要量)の策定に関する基礎研究
http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H16-18.I-09.pdf

 

積極的な予防が目的なら20mg以上

上記のように、ルテインの摂取量による健康への影響についてはさまざまな報告がすでになされており、大きな心配はないといえます。

歳を重ね、加齢黄斑変性や白内障などの積極的な予防につとめたいという場合は、1日20mg以上の摂取を目標とすると良いとされています

 

ルテインの摂取はサプリがおすすめ!

目の病気の予防や疲れの改善に役立つとされるルテインですが、食品から摂取しようとすると量が多くなってしまうので、食事だけで補うのはなかなか困難です

前述の通り、ルテインが多いほうれん草でも、1日の摂取目安量である6~10mgを摂るには、ほうれん草2株ほどを食べる必要があります。20mg以上となると4株以上です。

ほかのルテインを含む食品と合わせて摂るとしても、どの食品からどれだけのルテインが摂れる、と考えながら食事のメニューを考えるのは大変です。

効率よく摂取するなら、ルテインのサプリメントがおすすめです

 

ただし天然由来のものを選ぶこと

ルテインのサプリメントには、天然由来のものと合成のものがあります。

石油系の油から生成される合成品のルテインは安価ですが、その分ルテインの含有量が少なく、品質も劣ります。個人差はありますが、合成品のルテインで吐き気や胸やけなどの副作用が出る方もいます。

一方、天然由来のルテインは、マリーゴールドから抽出されます。植物由来で安全性が高く、合成品のルテインと比較して体内への吸収率も高いというメリットがあります

高品質な分、合成品よりも価格は上がりますが、毎日継続して摂取するものだからこそ、体に優しいルテインを選びたいですね。

 

目印はFloraGLO®

天然由来のルテインサプリメントを選ぶうえで覚えておいてほしいのが、米国のケミン社が製造するルテイン「FloraGLO®」です。

ケミン社は特許製法によってマリーゴールドの花からルテインを抽出・製造している唯一の会社で、FloraGLO®は米国の専門家からその安全性を認められています

ルテインには、その構造の違いによって「エステル体ルテイン」と「フリー体ルテイン」があり、体内に存在するものと同じで、そのまま体に吸収されるのはフリー体ルテインです。ケミン社のルテインは100%フリー体のルテインで、サプリメントの効果を高めるように工夫されているのが特徴です。

ケミン社のルテインを使用した製品には、必ず「FloraGLO®」の表記があります。ルテインのサプリメント選びに困ったら、まずはこれを目印にしてみてください。

 

目の病気が気になるならルテインを摂ろう

年齢を重ねるにつれ、加齢黄斑変性や白内障など、目の病気を罹患するリスクは高くなります。気になる目の病気にはルテインが欠かせません。

十分な量のルテインを食事のみから摂るのはなかなか難しいので、効率よく摂取するには、ルテインのサプリメントを併用するのがよいでしょう。特に、天然由来のルテインは体内への吸収率が高いため、ルテインの効果を最大限に引き出すことができます

天然由来のルテインを含有するサプリメント商品なら、朝のルテインがおすすめです。

米国ケミン社の天然ルテインを用いた食べやすいゼリータイプのサプリメントで、飽きの来ないマンゴー風味ということもあり、おいしく続けられますルテインと併せて摂取することを推奨されているゼアキサンチンも配合されています。

定期購入なら送料無料で続けるほどお得。目の健康を守る毎日の習慣をルテインのサプリメントで始めてみましょう。あなたの目に嬉しい変化が起こるかもしれません。